ここに掲載されているテキストはフィクションです
DiaryINDEX|past|will
仕事なさ過ぎてどうにもならないんで期間工やることにした。地元は大きな車の会社があるんで、金ないしもうなんでもいいやと電話して面接とは名ばかりのそういうのを済ませてきた。個人情報他いろいろの取扱いが非常に雑な派遣会社で。きついですよ〜と連呼され、なんか面白い無駄話でもしてくれた方が逆に良かったのかも知れないけど、まあいろいろ考えるのも面倒になってたんで、しばらく自動車の製造通うことにした。ちゃんとした経歴なのに、いい年こいてこの2年ほど何やってたんだ、とか、仕事ないんだからしょうがねえだろうが。選り好みしてんじゃねえの?、という事らしい。んなわけねえよぼけ。
(一応は)仕事決まったけどこんなに嬉しくないことないな。仕事というか作業内容については文句ないし、契約についても残業含めた完璧な時給計算はブラックとはほど遠い内容だし、まあいい年こいたおっさんが年金暮らしの両親実家に寄生している状態が解消できることとなんぼかの金が入ることはいいことなんだろうけど、それだけだ。将来の不安なんてそんな風に真面目に考えてるわけでないけど、この先何ヶ月か何年かの経験が何か役に立つとは到底考えられないと思うことがとにかく憂鬱で。まあこれまでの「ちゃんとした」経歴も役に立ってないんだけどさ。
ここ最近思うのは、中国での生活を自ら手放したいろいろです。後悔はそりゃ毎日大きくなる一方で、これに限らず相変わらず人生の節目での肝心なヒキとか判断とか、悪いようにしかならないようにできてるんだなあとこれは40年近く生きてきて変わることのない認識なんだけど、2年ほど前になんとなくこの生活になった時の事を考えても、ああでもあん時は仕方なかったんだと思うようになってる。中国が嫌で日本が良かったわけでもないし、前の会社の待遇やら会社そのものに大きな不満があったわけでも決してないし、もう本当になんでだろうと考えれば考えるほど判らない。そんないいとこ辞めて来たんだから、これからどんな素晴らしい仕事場が見つかってもどうせまたすぐ辞めるんだろうなあという所までは想像つくので、あんまり長い目で考えない方針というのを考えているところ。長生きしたくないなあ。