2006年09月28日(木) |
落し物・・・じゃなくて・・・拾い物 |
今朝、電車の中で携帯電話を拾った。 窓のところでバイブが鳴っていた。
赤い携帯で水色のクマがついていた。
私は座って寝ていたのだけれども気になって仕方がない。
しばらくしてまたバイブが鳴った。
「落とし主かも・・・」
終点の駅のヒトツ手前の駅で降りる予定だったけれども 終点まで行くことにした。携帯を手に取った。
終点の駅に着いて駅長室に向かっていたらまたバイブが鳴った。 ・・・長くなっていたので開いてみた。
女性の名前で着信だった。 恐る恐る出てみた。 「あの〜、携帯拾ったんですけど。」 「あっ」と喜びの声。女性だけどおばちゃんだ。 「今、どちらにいらっしゃいます?」とおばちゃん。 「あの、今、○○○の駅にいるんですけど。」 「すみません。息子が携帯を落としたというので。ありがとうございます。」 「では、駅長室に届けておきますね。」
落とし主でよかった。
1ヶ月ほど前にも携帯を拾った。 入れ歯を拾ったこともある。定期入れもある。わりといろいろある。
拾い物をするととても困る。 定期いれなどなら、外から見て持ち主の名前がわかるけど 携帯電話や財布などは“個人情報”のカタマリのようなものなのに すぐに「誰のもの」とはわからない。 知ろうとするには開けてみないとだめだ。
でもね、開けてみて持ち主がわかったほうが持ち主のためにもいい・・・と わかっていてもなかなか開けてみる勇気がない・・・そんなものだろうけど。
だけど、私は落し物をして出てくることなんてないから、 公共の拾得物を管理するところへ届けてもキチンと持ち主に届くのだろうか・・・と いつも少し疑いを持っているほうなので、こういう時にどうすべきか悩んでしまう。
よく百貨店などで「落し物バザー」などというものをやっている。
収益金は募金・・・というけれども、なんだかなぁ・・・って思う。
もしそのバザーで自分が落としたものを見つけたらどうなるんだろう。 そんなことも思う。
ちゃんと持ち主のところへ戻ったかなぁ・・・あの携帯。 でもかわいらしい携帯やったのに「息子」のやったんや。
|