噛む茶・研究記録
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2002年03月05日(火) 河原の柳が、黄緑色。

早咲きの桜も、満開。
昔、この時期は椎茸の買い付けで山に行ってた。
春子、椎茸の一番取り。
どんこ、12月1月に取れた、寒子。
肉が締まって実においしい。
ほとんどが貿易で香港、シンガポールに輸出されていた。
国内は、薄肉の、傘の開いたものが主力だった。
3月、4月にかけて仕入れては売り仕入れては売りの、毎日だった。
それが終わると、お茶が始まった。

この近辺の山にも、椎茸の原木になる木がたくさんあった。
植林の奨励で、ほとんどなくなった。
ほんの20年の間だ。
今は、杉ばかりが、荒れた状態で茂っている。
当然、椎茸栽培も同じ頃なくなった。

ふと、時代の流れを、柳の新芽で感じた。
そうだった・・椎茸の仕入れが終わる頃、
柳の綿帽子が風に吹かれて、たくさん飛んでいた。
目の前が白く見えるほど、飛んでいた。
昔、昔のお話でした。


邦ちゃん |MAILHomePage

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