噛む茶・研究記録
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父が亡くなって、49日。 かみさんの親父さんが亡くなって、その一月後、今日、49日。 49日も日が過ぎたんだ。 納骨の時、ここに納まるんだとのぞき込んだお墓。 記憶は、もう元気な頃の、親父さんだ。 あの時の記憶が、もうボクの脳裏にはない。 不思議だった。 思い出そうとしても、頭の中は、それを否定する。 暖かい日だった。 みんなの会話も、もう普段どうりだ。 新しい記憶が、それぞれの中に芽生えたんだと思った。 人はこうして、新しく生まれ変わるんだ。・・そう思った。 人の営みは、時代が変わっても、ちっとも変わらない。 記憶だけが、何時も、新鮮である。 春、うららかな一時だった。
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