sanpomichi
tora





 

百万回生きた猫の話。

かなり昔に見たので・・・

ちょっと違ってるかも?

その辺は、お許しを。

何度も生まれ変わり、

その都度、みんなにかわいがられた、

オス猫君。

そして常に、自分は最高だ!!

と言う自信から、

自分以外愛さない・・・

自分が、飼われているいる立場自体

気に食わない。

だヵら、飼い主もきらい。

彼が死ぬと、

みんな、悲しみ、

涙を流します。

でも彼にとっては当然のこと。

悲しくもなんとも有りません。

あるとき、野良猫として生まれ変わります。

思い描いていた自由!!

そして、ある雌猫と出会う・・・

ほかのみんなは、自分のことを

すぐにすきになるのに

この猫だけは、まるで関心を示さない・・・

いろいろ自慢をするが、まったく興味がない。

そしていつか、自分以外のもの・・・

初めて、人(猫だよね(笑)を

愛するのです。

そして楽しい時間が過ぎてゆき・・・

愛したメス猫は、死んでしまいます。

そして・・・

初めて、この猫は泣きました。

そして、その後この猫は、

生き返る事はなかったと言うお話。

勿論・・・

人を愛さなかったからと言って、

生きた価値がなかったと

言うことはないと思います。

ただ・・・

もしかしたらね・・・

まったく記憶にはないのだけれど

人を愛することができなかった人、

人のために涙を流せなかった人は、

気づかないうちに、

何度も生まれ変わっているのかも?

だってね・・・

愛さないよりは、

愛したほうが・・・

涙を流さないより、

流したほうが・・・

ちょっとだけ、

ほんのちょっとだけ・・・

幸せだと思いませんか?


2002年05月29日(水)
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