*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 【僕が鳥になった日】

光の帯が燦々と江ノ島の空から
あの時早朝
神々しい光が差し込んだ

数年前絶望の崖っぷち見て感動した光景
空を舞う鳶の群れ
哀しみのどん底で木霊した鳴き声


初めて孤独な私が鳥と会話して
口笛で鳴声まねて心で叫んだ
僕も君らみたいに自由に大空を飛びたいと


小雨の中松林に
江ノ島のテトラポットの上とことこと歩き
吹きつける飛沫と砂遠くにぽんぽん船

漁船の棚引く小旗と
誰ともわからない乗船している人に
大きく手を振った


僕はここで生きてるよ
もっともっと強くなりたいよ
打ちのめされた弱い自分が立ち上がれた日


2003年08月21日(木)
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