革命前夜

開けっぱなしの窓は
あたしの心のようで
何にでも心を許して
傷ついてく自分を見るのが好きだった

流した涙さえ
拭えなくて
自分を棄ててまで
守る何かは必要なのか

こんなに冷たい壁にさえ
突き放された
あたしの居場所はどこにある
こんなに広すぎる部屋の
どこにあたしの
居場所がある

今度は何に心を許そう
この果ての無い世界の
何に傷つけられて
生きていこう

今も
生々しい傷跡は
深くあたしに刻まれて…

明日の傷
苦痛と快楽を抱き
今日はひとまず
ここで眠ろう…
2000年10月11日(水)

□■白昼夢■□ / 透花

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