Simple Song
DiaryINDEX|past|will
きょう ぼくは、いろえんぴつとおりがみで あのこにてがみをかいたんだ
すてきなきみがすきだよって かみさまからのしゅくふくがありますように
ぼくはおもっていることを、 くちからことばにしてつたえるのが ものすごくへたで
あのことさいごにはなしたときのことばを ずっとかんがえていた ぼくはかんがえるのもおそいから
ぼくは あのこがむかしすきだったこのはなしをきいたんだ
このこはぼくにたいしても、 あんなふうにかんじるときがくるかもしれないのが こわくなっていた
ぼくはあのこにどんなおくりものをとどけたらいいんだろう
わからなくなった
きにいってもらえなくてもいいや ぼくはこれをおくりたい それじゃだめ あのこのことをかんがえて あのこがほしいものをあげたい ぼくはそうおもっていた
あのこはなにがほしいだろう どんなものをおくればいいだろう そうおもって ぼくはあのこにきれいなはなのおしばなを つくってあげようとおもった あのこがわらうようなきれいなおしばなをつくって あのこにおくりたいとおもった
そして、できたんだ ぼくのおしばな あのこがよろこんだらいいなぁって
それから、 ぼくはあのこがむかしすきだったこに どんなものをもらったの?ってきいたんだ 「おなじもの」なわけはないんだけれども 「おなじしなもの」だったら、 がっかりするかもしれないから
そして、ぼくはそこでむかしばなしをきいた あのこのおはなしで あのこはあのこがむかしすきだったこに すてきなえほんをもらったことをしったんだ ぼくのおしばなよりも、すてきにおもえて ぼくはおもわず、だまってしまったんだ
それから、そのほかのものをきいた そのときの、あのこのことばをきいて ぼくは、これから、どうしたらいいんだろうって なやんだ でも、 もうすこし、おちついてかんがえようとおもった
あのこのことばをきいて もうすこしかんがえようとおもったけれども やっぱり、かみさまはこういったみたいだ
「ひとりでかんがえて、ひとりできめてごらん」
だから、ぼくはひとりでかんがえることにしたんだ
かんがえた ぼくは、とてもぶきようだから あのこにきにいってもらえるようなものを あのこにおくることは これからないかもしれない
でも ぼくのせいいっぱいの ぼくのきもちをおくろうとおもったんだ
だから、ぼくは、 まっしろいかみと、 いろとりどりのおりがみと いろえんぴつをよういした
あのこに ぼくはきみがすきだよって そこにかくために
あのこが、そのてがみにかいてある もじもいらないっていわれないように ぼくは、がんばるんだ
ぼくは、あのこに としをとって ぼくもあのこもおばあちゃん、おじいちゃんになって あのとき、 あのばしょで、 あのこといっしょで たのしかったなぁって おもいだしてもらえるように
・・おもいだせるような
そんな おもいでとてがみをおくろうとおもうんだ
ぼくは、ぼくだよ。
すごく、すごく、ぼくのいっていることは みがってだろうけれども でも、 あのこは、それだけはわかってくれているみたいだから
ぼくは、ぼくなりの、おくりものをおくるんだ
|