Simple Song
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この間、大麻で捕まってしまった作家さんの 本の作中作品に 次のような下りがあります。
花畑で、 口をあけたまま立ち尽くす老人に 旅の少女が
”何をなさっているのですか?”
と、問うて老人が
”大気にも滋養があるのだ。 だから 私はこうして口を開けているのだ”
2階の自分の部屋の窓を開け放ったまま 1階の居間で過ごして 不意に廊下に出てみました。
そうするとどうでしょう。 廊下が甘い香りに満ちていました。 その香りの中に居たら 大気にも確かに滋養があるのではないかと そう思えました。
きのう、ちびっこさんに 我が侭を言いました。
どうしても、そのコトバが聞きたくて どうしても、どうしても そのコトバが聞きたくて
今日は引き下がらずに
「私に何か言う事はないのかい?」
と聞き続けてしまいました。
たまに、どうしても聞きたくなるのです。
どうしても。
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