ここに1枚の写真がある。観覧車の中腹で、微妙な顔で移っている女と笑顔のオトコの写真である。その観覧車は、横浜名物の時計を模した観覧車で天気がよければ、富士山を望むことも可能だ。私は数々の失敗をして現在に至る。それでも祈りの瞑想に余念がない。幸せでありますように。私の周りの人たちが幸せであるように。私が愛する人達が、幸せでありますように。それは、罪なんだろうか。