Simple Song
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2004年08月14日(土) |
どうしたものだろう。 |
ある青年の話。 彼が、小学生で悪戯し放題の頃から知っている私としては ああ、時は流れるなんてことを思ったもんですが、
七夕をしたんですよ、職場で。 子供達に短冊を書いてもらいました。
いちごやさんになりたい
チョコレートケーキがたべたい
デカレンジャーのぶきがほしい
おばあちゃんのびょうきがなおりますように
ムシキングカードがせんぶそろいますように
その中に、1枚、しっかりとした文字で
「早く彼女が出来ますように」
とあったので、店長にどんな子供だったんですか? と聞いたところ、あの青年が書いたのだと教えてくれました。
なんでも、片思いのおんなのこがいるとかで
告白して振られたらどうしたらいいんだ。
とか。
もしOKもらって、俺、手とか恥ずかしくてつなげないよ わー!どうしよう!
とか、えらい勢いで盛り上がっていたそうで。 一緒にいた1つ年上の青年にちゃちゃを入れられていて 大変ほほえましかったと教えてくれて。
むずがゆいような、甘酸っぱいような、せつないような
なんとも言えない心情になったわけです。
いつからこんなに純粋な心を何層もの年輪で包んでしまったのか。 手を握ることが、こんなにも甘酸っぱいことであると いつから忘れてしまったのか。
どうしたものだろう。 私は、もうこの頃には戻れないんだなと思ったら、 ちょっとだけ感傷的になりました。 どうしたものだろうか、と。
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