2001年09月05日(水) |
サンダルの小指から感じる秋 |
わたしの図書館タイムはダンナさんが出勤後の夜から始まる。
麒麟淡麗生マリナーズグッスのクーラーバッグに 返却本を詰めて さぁれっつおでかけ♪ 秋の温度が 素足で出てきてしまったことを後悔させる。
匂いって 温度が上がったほうが充満しそうやのに こと秋の気配に関しては 冷気とともに匂いもやってくる。
夜の匂い。空気の匂い。 2日前ビデオを返しに行った時よりよく感じ よく見え よく香る。 どうしてこうも急にかわってしまえたのか。 まるでベッドから出た男のように潔い。 あの熱さなど忘れたみたい。
図書館脇の草むらで、鈴虫がこれでもかって大きく鳴く。 あまりはっきりと大きい羽音なので人為的とすら思える。 あたまに唇をとんがらかした江戸屋猫八が浮かぶ。 もちろん横には子猫。
返却後新しい読み物のおかげでまたずしっと重くなったバックを肩から下げ 魚屋の前を通ったら 水族館の匂いがした。 おそらくいつもは感じていないことを 肌や嗅覚が感じるのか そう思えるくらい秋の訪れは 人を敏にさせる。
夏蒲団は くりゅっとまるまって足元でくたばっていたのに そういや今朝はちゃんとお腹に巻いて寝てたっけ。 お布団の衣更えもそろそろだな。
空が高く青くなったら 圧縮袋の中でせんべいになってる蒲団を お日様にあててあげよう
秋は、朝も夜も素敵だこと わたしの生活も 夏のだらしなさから脱出させねば。
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