目口覚書
■目口覚書■
ごめんください
どちらさまですか
お入りください ありがとう

2001年09月07日(金) 夫婦善哉


好きなTV番組が始まった時のダンナさんが おもろい。


二つ折りにした座布団の上にクッションを置いて
自分の陣地をかたち作る。


小高い丘を安定させるとそこにうつぶせに寝て
目が悪いので ぐっとカブリツキになる。


真剣な目になるのは巨人戦と、サッカー。
打たれると、顔色が ほんまに変わる。
ちびまるこのようだ。


目がキラキラしてくるのは「USO」とか「あんびりーばぼー」。

どこぞでアナコンダを探すとか、
杉沢村のお化けを探すとか
私はあまりいただけないので
なぜマツゲまでくりんくりんにしているのか
さっぱりわからん。



ただ、そんなダンナさんが面白くって 
ついつい画面の前をわざと横切ったり、
偶然を装って脇腹をつついてみたり
ない隙間を探して、無理やり座席に座る
電車の中のおばはんのように
横に割り込み邪魔したりする。


私が「五嶋 龍くん」のバイオリンに釘付けになっていると
興味がない彼はわたしのぶるぶるの二の腕に噛みついている。

いや、こんな夫婦のちちくりあってる描写など
他人さまからみれば噴飯ものとは思うのだが 
これらの時間の流れの真っ最中にも
とても冷静に 感情の移り変わりを観察しているのである。

諸行無常とは 経験から得た人生の摂理。
こうしているうちにも、いつか心替りをされるのではないか
と不安になるの。(自分がするとは思っていない)

かつてわたしの友人達が ばたばたと結婚し
そしてまたばたばたと離婚したのを見ていて
結婚そのものに魅力を感じられなかった時
現実はそんなに楽しいものではないとインプットされた。

そして 結婚半年になろうかという今
「まだ」めっちゃ楽しい自分がいる。
これがいつまで続くのか。
いや悲観的ではなく、どのように変化していくのか
それを冷静に温かく留めたい気がしている。





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