I think so...
Even if there is tomorrow, and there is nothing, nothing changes now.
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物事なんて扉を上げてしまえば転がるように幕が開く。 例え演じ切れなかったとしても、問題など有りはしない。
だから、思い出してみた。
あの時あたしがすべきだったのは、 いくらでも代りがきくような言葉の羅列や 薄汚れた同情なんかじゃなく、 生身の感情であなたを抱きしめてあげることだったのでしょう?
そうして言えばよかった。
言えばよかったんだ。
何を躊躇おうとしたのか、 その場限りのたかが知れてるプライドに敗退したくらいで。
もう二度と会えないなら、 その事実を知る前に殺してくれればよかった。
それなのにあなたは最後まで綺麗なまま。
あれから何度も何度も、 自分の首を絞めてはみたけれど無駄な努力に終わったし、 刃先を向けて目を閉じても、 朝になればそこには何も無かった事実だけが残っていた。
最後の最後まであなたは綺麗でした。 汚れたあたしはあなたの隣には居れないよ。 約束したのに隣にいることが出来なくてごめんね。
永遠なんてものないのはわかりきったことだから、 出来ることならば、 あたしの手で終わらせてあげたかった。
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