現在、元請さんへスーパーバイザーとして派遣されて仕事をしています。対外的には私の会社の名前を出すわけにはいかないので元請さんの社員という形になります。 しかし今までずっと下請けの立場から元請さんに物申すという仕事をしていたので現在の立場にまだ感覚的に慣れない部分がありますね。
そもそもスーパーバイザーとしての立場からして微妙な物なんです。その役割は、専門的な見方から仕事が捗るようにアドバイスを行うという物らしいです。この「捗る」というのが曲者でね。
今の下請け(サブコン)に技術的なアドバイスをするのは容易い(言うのだけは、ね)ですが、仕事を捗らせるために時と場合によっては経費のかかる話が出てきます。これが難しいのですわ。 下請けの立場だったらガンガン元請に意見を具申して金を引っ張り出して仕事が捗るようにするのですけどね。今の立場は元請なものですから加減が難しいのです。特に海外の仕事は契約において厳しい縛りがあるので。
先日もこういう設計変更を発注者に具申したら仕事が捗るという話を課長にしたのですけど、それに伴う損失はどこが負うのかという話になってしまいました。結局そういう設計で仕事を請けた下請けに責任をおっかぶせるという事になってしまいましたが…。 下請けがすぐに対処する能力があればまだいいのですけど、たぶん仕事が滞ってその責任問題を相手に投げつけるレターの応酬になるだけなんだろうなぁ。今から目に見えるようです。
まあ元請にばれない程度に下請けに教えてやるしかないですね。
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