key & others
key



 悟朗のモットー

悟朗の話題
  その1
またまた 平目の骨唐揚げの話題

例のごとく いっぱい唐揚げして 食卓にのせて
TVを見ていたら、モカの小屋のほうから「ポリポリ」と
怪しげな音。さては・・と 振り返ったら、悟朗が食卓の上に
正座。顔を見て、ストンと降りて、2階へ行ってしまった。
音は やはり小屋から。のぞくと モカが大慌てで何かを
飲み込んでいる。骨をひっかけても 困るので、
食べ終わるのを待って、叱った。
机の上の骨まで モカが届くわけがないので、これは絶対
悟朗との 連携プレイだったに ちがいない。
悟朗が チョイチョイと手で運んで、下に落とす。
モカが待ちかまえていて、拾って食べる。
目に見えるようだ。・・悟朗の知能の証明・・その1

  その2
スズメの話題

煙突から ストーブの中に よく雀が迷い込んでくる。
ふたを開けると、部屋に飛び込んでくるのだが、
我が家の窓は 開かない網戸がはってあり、
出口は 玄関と台所しかない。
そこで、窓にカーテンをして 室内を暗くして、玄関のドアを
開け、追い出すのだが、この雀をおいかけるのが、悟朗の
またとない楽しみの一つ。
先日 またもや飛び込んできた雀を 追い出すのに、
まず ストーブの前に陣取っていた悟朗を 
寝室に閉じこめた。
大騒ぎで 追い出して、やれやれ、と寝室のドアを開けたら、
真ん前に 悟朗が正座していて、いきなり 
私の足に かみついた。
・・悟朗の知能の証明・・その2

  その3
TV台の話題

2階の部屋に CSチューナー、サラウンド などが収まった
TV台がある。2段になっていて、下に機器があり 上は
あいていて、ガラスのドアが 両開きになっている。
息子と 部屋に入って、映画談義をしていて、フと気がつくと、
上の段に 悟朗がながながと伸びて 寝ていた。
息子が 開いていたガラスドアを閉めて 閉じこめても
平気な顔で寝ていたが、しばらくして 行ってみたら、
ドアをちゃんと開けて、にらみつけていた。
「あら、自分で開けられたのね」などと 呑気なことを
言っていたが、この時すでに 悟朗の復讐が 始まっていたのだ。

次の日、Mr.Kが CSを見ようとしたら、”アンテナが
繋がっていないか、もしくは 云々”という表示が出て、
見られなかった。強い風が吹いたわけではないから、屋根の
アンテナが 倒れたとか はずれたとか するはずはないし。
でも 潮風で 劣化することはあるんじゃないか・・と
説明書と 首っ引きで ああでもない こうでもない 
すること数時間。
繋がったよ・・どこがわるかったの?・・CSチューナー
のアンテナが はずれてた・・なんで?・・どこ?・・

そうです。悟朗が 閉じこめられた腹いせに、
かみつく代わりに アンテナを 体のどこかに巻き付けるか 
手で引っ張るか して、はずしてしまったのです。
・・悟朗の知能の証明・・その3

悟朗は 絶対高い知能を持っている。
モカとの連携プレイにしても、絶対好意でやったんじゃない。
普段、よだれで ベトベトにされても じっと我慢するかわり、
机の上の モカの届かない”えさ”を 「ホラ、ホラ」と
落としてやり、モカが 大慌てで拾って小屋に持ち込むのを、
優越感をもって 眺めているにちがいない。

あんなに楽しい 狩りを なんで邪魔するんだ?

せっかく人がいい気持ちで寝ているのに、閉じこめたりして
フンだ!

お腹がすいて スリスリして 甘えた声をだして・・
この 二重人格(猫格)を どう解釈すればいいのか?

モカの顔を眺めるとき、その単純さが、なんともいえない。
犬というのは、嬉しいときは 飛びはね、悲しい時は耳をふせ
全身で感情を表現する。それにひきかえ 猫(あえて悟朗)は
もっと 複雑で 本当は なにを考えているのか、と
勘ぐってしまう。あながち ”勘ぐり”では ないかも・・。
12年つき合って、まだ 悟朗のことがよくわからない。
やられたことには 復讐をする”これが 悟朗のモットー。



2003年08月26日(火)
初日 最新 目次 HOME

-->