としょかん日記
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2005年01月11日(火) 「野ブタ。をプロデュース」

鏡開きなので雑煮を作ってみた。これがなかなかヒット作品!来年にも期待だ、と思ったけどもう来年の今頃までには作り方を忘れているでしょう。まあ、だいたい勘で味付けしているからもう同じ味は出せないんだけどね。嫁さんはわたしのカレーを食べるたびに「前回と味が違う」という感想をもらす。全く持って同感です。

白岩玄「野ブタ。をプロデュース」
舞台は教室。プロデューサーはオレ。イジメられっ子は果たして人気者になれるのか!?(帯より)

これ、面白かったよ。巧みにキャラクターを演じることにより波風立てない高校生活を送る主人公。そのクラスに編入してきた、気持ち悪いほどオドオドしたデブ。このデブ(=野ブタ)の登場シーンが秀逸じゃないっすか。編入生という一大イベントに誰もが甘い期待をしている中に見事な裏切りをやらかした感じ。場面が場面だけにサーッという引く音すら感じられる。

登場人物どれもが必ずクラスにいるようで、それだけで舞台がわかりやすくなってるんじゃない。自分のかわいさを自覚している女子、女のことしか頭に無いお調子者の男子などなど。もちろん野ブタみたいなタイプも必ずいるんだよねー。ただまあ主人公みたいなタイプはどれくらいいるんだろう。

ちょっとしたことで昨日とクラスの雰囲気ががらっと変わってしまうのもなんだか高校っぽい。それほどの希薄さと、逆説的の濃さがとても高校っぽい。ラストは正直ありきたりな感じはしますが。

文中の主人公によるお調子者トークにセンスが感じられないのは、多分著者のせいではなく自分の方に責任があるのだろうかとちょっとしたジェネレーションギャップを感ぜずにいられなかったのがショック。


信々 |MAIL

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