としょかん日記
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2005年11月10日(木) 学校の現場から

どうにか忙しい時期を越す。山場は今週の水曜日だった。まずは前にも書いたブックトーク初挑戦。ブックトークてのは大勢の子どもの前であるテーマに沿った本を何冊も紹介していくというもの。図書館員ならではの仕事じゃない?で、人材が足りないのでわたしがやってきた次第であります。

今回は6年生相手に、これから「きつねのまど」を学習するので単元の導入として安房直子の作品を紹介して欲しいとのこと。読みましたよ安房直子。生涯でこんなに児童書を読んだことはありません。異動の恐れがありますがまだ来年図書館員やってるなら今度は児童担当をやってみたいです。「鳥」と「ふしぎな文房具屋」がお気に入り。てなわけでこの二つは紹介決定。

安房直子だけでなく、いろいろなジャンルの作品を紹介して欲しいとのことなので、額面どおりいろいろなジャンルを紹介する。物語、詩、絵本・・・。本当は伝記や落語、エッセイなんかも紹介したかったのですが時間の関係上カット。どう早く読んだって40分切らないんだもん。深夜2時まで練習。家族を寝かせて茶の間で一人寂しく「花のき村と盗人たち」を読むとちょっと悲しくなってくる。

さて、ブックートーク当日。相変わらず直前は緊張する。控え室代わりの研究室に通されるが落ち着いて座っていることもできない。そして校長先生がまたプレッシャーをかけてきてくれる。

二クラス合同で60人ぐらいを前にブックートークを行う。教室に通されると「あ、あの人知ってる」と「見たことある」とかの呟きが聞こえる。ちょっと恥ずかしい。この辺の店で買物できねーな、こりゃ。ま、そんだけ子どもたちは図書館に来てくれるという事は嬉しいのですが。てなわけで早速スタート。練習の甲斐があってか頭が真っ白になることもなく、淡々と進めていく。子どもを指名したり笑いを起こしたりしたかったけどそこまでのうではなかったとです・・・。子どもたちがどう思ってくれたかはわからないけど、2時間目終わった後にちょっとのぞいた図書室にいた子が「ありがとうございました!」と言ってくれただけでわたしは満足です。

というわけで終わってしまえばなかなかわたしにとってはよい経験になった。しっかし学校の雰囲気はいいよねー。とりあえずこれからも精進します。


信々 |MAIL

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