『スウィート・バイエル』
モクジ | 今ヨリ、カコへ | 今ヨリ、ミライヘ
2010年02月13日(土) |
デパケンR、挫折する |
09年6月に、違うクリニックに行ってみた。 「双極性III型(3型)です」と、あっさり診断された。 でも、症状を聞くと納得できる。 抗うつ剤(SSRI、私はゾロフト)で躁転する。 躁状態といっても、多幸感のものから、不機嫌でイライラする躁鬱混合状態もある。 みごとにあてはまりました。 そこで初めて、精神科関係では超有名な薬「デパケンR」を処方されまして。 デパケン(及び、デパケンR)はもともと、てんかんの薬。 それがある時、なんかわからないけれど、躁鬱病にも効くと判明。 それもどちらかというと、フキゲン躁状態に効果あり?他の躁鬱の薬より副作用がおだやか。 気分調整薬ということで、躁鬱だけでなく、どんな病状にも一緒に出されることがある。 というお薬でした。 薬が効きやすい私は、飲んですぐ、「あ?気分が違う、楽になった」を実感。 そしてふらつきも、あしのもつれも、なんか光がまぶしいも、眠いも、一緒に実感。 この夏は、良く転びました。あんなに転んだ時ははじめてというくらいに。 それも受け身があまりできてなくて、おもいっきり転んだこともあり、そこから2ヶ月くらい、腕がおかしかったりして(苦笑) デパケンRは100mgでスタートし、400〜800mgくらいで治療をするようです。 私もさくさくと、100→200→400mgと量を増やされました。 でも、最初とは違ってきた状態。 何をしてもつまらない。実感がない。 イライラしなくなった反面、怒りも笑いもしなくなった。 根気がなく、疲れる、だるい。 ぼーっとする。 これを訴えたら、ジェイゾロフト(SSRI)が25→50mgと増やされました。 ちょっとまった!!! 私は、ジェイゾロフトで躁転してたんだよね? 自覚無かった時は、ゴキゲンな多幸感躁状態になった。自覚があってからは、不機嫌な躁鬱混合状態になった。 これって、ジェイゾロフト50mgで出てきた症状だよ? まあそれでも、デパケンRで気分調整してるから大丈夫なのかな?と思って受け入れていましたが、 さらに上記の症状は進行。なおかつ、言葉も出なくなってきた。 ソレを伝えたら、「じゃあ、ジェイゾロフトを75mgにしましょう!」と。 おかしい このお医者、薬をのっけ盛りしてるだけじゃん! 「さすがにそれは怖いのでやめます」と答えたら、「そうですかーじゃあ今までの状態で様子をみましょうね」で終了。 通院1ヶ月ちょいで、上野某所のクリニックを断念。 夏は、調子悪く寝込む始末。 そして決意。 クリニック関係はやめることに。 入院施設もある精神科に行くことにしてみました。 だって、双極性障害だもん。うつは治るかも知れないけれど、双極性は慢性疾患と一緒、一生のお付き合いだもん。 それに私、これから変化して、どんなすっごい躁が出て爆発するかわからないかもしれないもん。 そうしたら、入院しないとだめだから……周りに迷惑かけるから(涙) そういう決意がありました。 そして門戸を叩いた、地元の(でも通うのは不便(笑))昔からある精神科。 netで何件かあたりをつけ、老人性痴呆が主ではない、いろんな症状を扱っていそうなところはないかと探した。 そこの病院は、代替わりしたのか、新たな科も増えたりしていた(精神科の中で細分化というか) ストレスケア入院も出来るみたい。綺麗そうだ。 ということで電話して予約を取ろうと思ったら……へ?予約不要? 今時、そんなぁ〜。 (まぁこれで実はかなり助けられてるんだけど。予約制だと旧に具合悪くても行けないしね) ある日、門戸を叩きました。 この辺にはないでっかい病院、ネオンもきらきら。 でも、外来は……旧館でした。薄暗くて、病院のニオイ(涙) 結構拾い待合室。 ドクターの名前が書かれた掲示板。診療時間はかなり短い、昔ながらの病院って感じ?ドクターの人数は、すごい。
呼ばれて入る。 私とあまり変わらない年齢のドクター。白衣は着てなかった。 (気分次第で、着たり・着なかったりみたい) お話しする。 前のクリニックで「双極性」と診断されちゃったから、それを元に治療をすすめることに。 でも、「ゾロフトは辞めましょう!うん、辞めた方がいい」と。 気分については 「笑っている自分は本当の自分じゃないかもしれませんよ(つまり躁状態)」 「あなたはまだ、どれが本当の自分かわかっていないかもしれません」 と全てはねのけられました。 まぁそうだよねぇ、今見たばかりの患者に、否定も肯定もできないよね(笑) デパケンRは400mg続行。SSRI中止。
その後、職場の人間関係で軽いウツ。 「本当のウツはこんなもんじゃないですから」とドクターに言われる。 知ってるって、本当のウツがどんなものか(笑)と思ったけど、まだまだドクターとのつきあいは短いので喧嘩をしてもソンである、そういうところは「はい」とだけ答える。 一緒に、ワイパックスも出して貰う。
ところが。 秋の自律神経不調から、また調子が崩れてきた。 それも、なんというか、頭の調子が(苦笑) ジェイゾロフトをやめたことにより、機械的な自分はなくなり、人間らしい感情が戻ってきた。 デパケンのおかげで、イライラがなくなった。のほほーんとしている感じ。 ソレはよいのだが…… 言葉がでなくなってきた。 単語を忘れるだけでなく、おきまりの会話以外だと、相手が喋っている意味はわかるが、それに返す言葉がでないのだ。 動作は緩慢。時々、手が止まる。PCの前でフリーズするのだ。 まだちょっと残る理性が「だめだめ、何か動かないと、今は仕事中」と指令を出し、頑張って少し動いて仕事をしているフリをする。 とにかく根気がない。やる気がない。 座ってぼーーーっと何も考えないで同じ姿勢でいることが、何時間でもできそうなのだ。 まずい、と思った。 認知力もどんどんおちて、私は人としてだめになっていくのでは?と。 netでも検索。2ちゃんのお薬板(なのかな?)などでも、デパケンの副作用で認知力の低下を訴える書き込みが。 あああ、うん、私もこれだー。 汚い言葉で言っちゃえば「バカになってくのが自分でわかる」状態。 体調もしんどくなったときに、うまくユーパンでごまかしながら 自己判断でデパケンを減薬した。 SSRIでは出なかった、離脱症状が出る。2日ぐらい頭が痛かった〜。 400→一日断薬→300→200→100→200とふらふらし、 200mgでもきついことがわかり、100で固定。 通院の日。 辛かった副作用を伝えると、あっさりドクター快諾。 100mgで様子をみることになった。 めまいが出ていたので、メリスロンを貰う。 今まで一度も効いたことがなかったメリスロンなのだけれど、なぜか今回効くようになってた(笑) ドクターも 「ええっ、メリスロン効くの!? それはよかった。デパケンで薬の付いての体質とかも改善されてるのかもね」と。
ワイパックスは、常時から頓服になり、頓服としてもほとんど飲まなくなったので、ドクターも「うん、よし!」と喜んでくれてた ドクターは、ベンゾジアゼピン系のお薬は、なるべく常用したくないみたい。 まぁ、依存性あるけれど…… でも私、SSRI出現前のウツ病の時は、三環系が副作用ばかりで効かなかったので、ベンゾジアゼピン系の薬だけをもらって、なんとか凌いでたのよ〜(苦笑) それで落ち着いていた昨年末。 そして年明け。 休日出勤やら、休みになってもやることためちゃってたおかげで、かなり疲労困憊。 そしたら、また、同じ症状がでるようになってきまた。 数秒のフリーズ、言葉がでない、喋っていてやたらと噛む、 質問をなげかけられても考える気すらおきず、ただ笑ってやり過ごす。とか。 まずいな、と思い。 思い切ってデパケン100mgを断薬。 精神的に辛いときは、ワイパックス。 どうしても動けない時は、ジェイゾロフトを25mg以下に自分で割って飲む。 現在これで対処中。 私は、天候や季節による自律神経失調や、睡眠障害?的なモノがある。 こういう悪天候で寒い日は、副交感神経が優位になって、 ひたすら食べ、ひたすら眠るのだ。 私はどうも、不眠にはならない(苦笑) 、過眠傾向に走る様子。 不眠もつらいけど、過眠も辛いのよ〜。 でも、周りには理解されないけれどね。 (睡眠障害外来にいってみようかな?と言ったら、ことごとく拒否された) しらべていくと、この、過眠傾向にもデパケンRは効果があることがあるらしい。 ええええ〜♪やったー! と期待していたのに。 頭がデパケンRについていかなかった(苦笑) なんというか、私、薬に弱すぎ!!! 特に、頭に効果のあるくすり(つまり精神科の薬ね) 今、精神科の分野では、いろんなことが徐々に分かりつつある様子。 研究が進んでる。うれしいことです。 最初にウツになったころと今なんて、かなり違うよー。 本だって何だって、普通の人にも理解できるようなものがいっぱい。 そこで思う。 私は、うつ病持ちなのではなく、何かこう、もっと根本的なところに原因があるんだろうなぁ、と。 AC(アダルトチルドレン)的な思考の他に。 こういった精神関係の薬に弱い人って、もともと器質性疾患があるのでは? という見方もあるような昨今。 たぶん私は、軽い?自己愛性人格障害。 オレがオレが!のほうじゃなくて、その逆の裏返しの方ね(全て私が悪いと考える方) それは生まれつきの何かなのか? 育ってきた過程で、自分で身につけてしまったのものなのか?わからないけれど。 双極性とクリニックで診断されたわりには、 軽くウツに落ちた後、絶対「軽躁」に持ち上がると思いきや、 今回でなかった「軽躁状態」 これには、今の担当ドクターも「あれ?」と首をかしげてます(笑) ということで、双極性(躁鬱病)という明確な病名診断は撤回されそうな様子。 そうなると、予防薬としてのデパケンRは不要となるし。 しかし、デパケンは確かに効いたし、私の性格をちょっと変えてくれた。 その効果があって、言葉や行動がフリーズすることない薬って、無いのかなぁ〜(苦笑) デパケンR飲み続けていると、創作なんて絶対出来ない(涙) 今もまだ、文章リハビリに苦慮している状態(涙)戻るのかなぁ元の力に。 薬のこと、ドクターに相談しなきゃいけない。次の不調の兆しの頃に。 (元気で何も無いときに言っても、どうしようもないし) そして私の、ゆがんでいる認知行動(というのかな)これもタダしていかねばならない。
今のドクターは基本的にカウンセリングがないのよね。お話はするけど。 でもなぁ、カウンセラーと合わないと何もならないし (最初のウツの時にカウンセラーをつけられたが、これがまぁ、ただテストするだけの女性で、会話も、テスト結果を教えてくれることもほとんどなく。教えてくれてもちょっと意地悪な言い方をする人で、かといってだからどうだとも教えず。全く心が癒やされれず、自分の気づきも何もなかった) 自分で頑張れるところは頑張るしかない、かな〜。 まぁ、のほほーんと頑張っていくしかないよね。うん。 どうにかなる!(笑) を私の座右の銘として、がんばろ♪
ダラダラ文章ですが、今日はこのまま終了〜
|