『スウィート・バイエル』
『スウィート・バイエル』

モクジ 今ヨリ、カコへ 今ヨリ、ミライヘ


2012年09月30日(日) まずは、模倣から。

モノカキはじめ、セミプロみたいな意識で、コラムや小説を書いていた頃。
 
師匠に
「人の小説など読まなくてもいい」
とさんざん言われ、鵜呑みにしちゃっていた頃がありました。
 
私は遅読ゆで、読書量が少ないことがとても気がかりだったけれど
その言葉でとても楽になったことは確かでした。
 
ですが……結果。ゴーストライターのお仕事を受けていたときに、煮詰まったのでした。
 
 
 
人の小説を読むな、その分、自分の小説を書け、なんて。 
それは、人並み以上に読書量がある人がやること。
私のように、大人になってからの読書量が異常に少ないものには当てはまらないことだと。
 
 
 
物事はほぼ、「模倣」から入ります。
アレはよい、これは嫌い、こういうのがイイ……なんてことは、物事を知ってからできること。
陸の孤島で文化と接せずに暮らし、本当にオリジナルで生きていれば別だろうけれど
これだけ日々いろいろなモノに接してきているのだから、やはり、ねぇ。
 
 
色々知って、そのジャンルの形式を理解し
いいとこ取りして、駄目なところは反面教師と生かして
自分のオリジナリティにつなげていく。
 
これですよね。 
 
 
 
私はやっと、少しずつ動き出しました。
今、「麻瑚」という名前では書けなかったジャンルのお仕事に、別筆名をつかってエントリーし始めました。
そのお仕事をするためには……ということを、色々な作品を読みながら、勉強している次第です。
 
遅読なので、なかなか読書量は増えないけれど(笑)頑張ります。
 
 
それがうまくいけば、
いつしかまた「麻瑚」は小説を構築することが出来るだろうと思って。
 
 
私はまだ、「麻瑚」を捨てていない。
いや、もう、捨てられないという事に、今更ながらやっと気づきました。
 
 
麻瑚は、私の一部。
 
 


谷藤 麻瑚 MAILスウィート・ハノンHP(改装・再開予定)

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