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■ 事件
私は学校で何をやっているのかと問われ答えると多くの人は困惑して 次に必ずこう言うだろう。 一体なにをやっているのだと。 否定はしない。 なにせ社会科学部社会化学科などという どこからが学ぶ範囲なんだと言いたくもなる名称だからだ。
しかし想像はつくだろう。 少なくとも新聞の三面記事に載るようなことは勉強することが多い。
だから指定図書などに 合衆国などについて書かれたものも読むわけなのだが、 その中で楽しいことを知った。 確か国益を巡るドラマとかいっただろうか、 書き手の元官僚の言うところがつぼだった 合衆国は宣教師的な面とやたらと閉鎖的、孤立的な面があると。
今回非常に極端ながらそれを見た気がする。 強い、自由に対する攻撃、といった表現から 未だに民主主義の伝道師的なところを。
合衆国のこういったものいいを聞いているとどうにも やんちゃな少年といった感じが拭えない。 ーもちろん若いながらも多くの経験をかさねて一方においては 飛躍的な躍進を遂げているとはいえー
だから怖い。
私はよく洋楽中心のFMラジオ局をつけっぱなしにしておく。 言葉が理解できなくても言葉の中で一番耳につくのは固有名詞である。
「パールハーバー」
私は始め全く今回の一連の事件とのかかわりを理解することができなかった。 しかし、新聞を読んで理解できた。 ようするに合衆国にとって上記の以来なのだこういった事件が。
当時の大統領はこれを受けて参戦を表明した。 又日本がこの奇襲攻撃をかけ、太平洋戦争に突入していったことの背景には 日本が経済的にも孤立化させられていたことも原因だとも言う。
NATOも中国でさえも共通の敵と認識し合衆国と手を携えようとしている今。 中東が再び大規模に荒れることが原爆と重なって見えるのは私だけだろうか?
平和ではなかったけれども、 平和な状態を保っていた国々が報復といいつつ 世界各国が全面的に戦争に向かっていくようなそんな不安が、ぬぐえない。 不況なことも手伝ってなおのこと。
私が彼、大統領に感じた違和感は、 お国芸ともいうべきか 彼の国民感情に火をつけて煽るかのごときあの自信たっぷりな物言いだった。
私は戦争がいやです。
2001年09月11日(火)
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