:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
言葉も なにもいらないから。 その時間だけは そんな風に感じていたあの日。 言葉なんてなんの役にも立たなかった。 あの日は確かに 深く深く愛していた。 あなたがいればなにもいらない。 そんな風に思ってた。 最後の日記。 やっぱりあたしはあの人が好きなのだ。 そう書いていた。 そんなこと、昨日になって思い出した。 かなり 遅すぎた。 過ぎたことは仕方ない。 なにが、どうなって、あたしは、こんなに変わったのかを ちょっとだけ考えた。 そして、ちっとも変わっていないと思った。 なにひとつ。 だってこんなに間抜けなのだもの。
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