:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
またね 一言だけそっと残して 階段を降りはじめた ゆっくりと ちいさないびつなリズムが わたしの足で刻まれていく ゆるやかな寝息をたてていた きみの横顔が少しだけ 昔いたなんとかいうバンドの 死んでしまったボーカルに 似ているな、と思った後 ちっとも似ていないと思った その胸に顔を埋めてぼんやりすることが すき 消えないように囲いを付けた 蝋燭のちいさな炎が ゆらゆらと揺らめきながら わたしたちを照らしている またな そう呟いてきみはゆっくりと ドアを閉めた 次に会える日が いつになるかわからない わたしたちを一瞬でも 見逃さないで夕日が照らす こんな情景が望ましい こんな情景が美しい 埋もれて いたい
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