:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年10月19日(日)  まだらな夜

ぐちゃぐちゃに絡まってた
先端は蛍光ピンクで 気持ち悪い
暗闇で光るのは 毒を持った歯牙みたいに恐怖に刈られる
 
どうしたんだろう
それから先の記憶が無い
口先だけがぱくぱく動いて 誰かの言葉が聞き取れない
口先だけがパクパク動く誰かは人形みたいで気持ち悪い
 
マリオネットが不憫だと思う
拘束された時間のなかでそれでも立派に役目を持って
苦悩とも後悔とも無縁の心を持たない無機物を崇めてた
 
掻い摘んでみた
鮮明なまでに甦る
明日の夜はまた同じものを作って笑うかな
明日の夢も変われずに遠くに恋して消えるかな
 
夏草も枯れ果て 乾ききった咽喉も乾ききったわたしも
はらはらと纏っていた
舌の先端がうすみどりいろ 吐き気がした
暗闇に映えるのは 時々崩れかけている理性なのかな
 
忘れてしまいたい だから
わたしは忘れた振りをした
忘れてしまいたい だから
わたしに忘れる魔法をかけた


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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