:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
望んだり望まれたり ああ面倒だな 空も海も癒してくれない(癒されようとも思ってない) 誰か一人に愛されるだけで満足できない(欲求不満) 月並みに並んだ人の列が 蔑みの視線をあたしにくれている 冷たい夜に赤い月を大きく翳して 無視してやろう どこまでいっても 終わりのない結末があればいい いつか飽きたら放り出す事ができるのに 誰にも怒られないオモチャ 誰か 誰か あたしの 事を 知って 聞いて 呼んで 呼んで 嘘吐きが叫んでる 誰も彼も 優しくない 誰も彼も 理由を言わない どうして見出せないのかも 知らない 蝶が青い空を舞いながら ああくすんでる 地面の水溜まり 目を閉じてる 誰の事も信用できず 誰も彼にも愛されたとしても満足しない(全然足りない) 遠くに流れる人の波が 辱めの口元をあたしに向けていく 誰の耳にも聞こえていないメロディを あたしは飼う 誰も 誰も あたしを 知らない 笑う事 泣く事 全部未知 つま先から 踵から 踝から 溢れてくるのは 手首から 手の平から 指先から 流れた赤い河は 海を作らず乾いて ぱりぱりになる 涙にも似ずに 乾いた瘡蓋になる
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