:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
僕は光を探している 遠く見えない 光を… 遠くで犬が鳴いている 何か探しているのだろうか 足元の小石を蹴飛ばす センチメンタルな街灯の光に 灯した希望をかきけした 近づいて遠ざかって 永遠なんて下らないものを抱く たまに疲れて目を閉じて 歩いて立ち止まって走り出す 僕は夕日に目を凝らす 何かの証拠を残したいと 頭の中は誰かの声が反響している 部屋の隅の本が積み重なって 情報過多な吐き気を催しながら 誰にも会いたくないよ ここから出るのもおぞましいんだ 頭の中の誰かと会話をするのも面倒くさくて 息をする度に苦しいんだ 日曜に等しい安穏がちらついて厭なんだ 僕は光を探している 探しているつもりでいたんだ
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