:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2009年02月10日(火)  17・500

自身を試すことが何だか癖で
自身を騙しては前向きな夢を見た
朝から夜まで 500色の色鉛筆で色分けした
60秒の一日が回って
目の前の光がいつもわたしを狂わせる
 
雨が冷たくて その中にゆっくり身を沈めた
何が美しいか 何が醜いか
答えはいつも同時に現れ同時に消える
難しいことなんて とても簡単なこと
わたしはいつも 巡らせた思いを忘れてしまう
 
自身を為らしながら世界中にはびこる
憂鬱という鳥を捕らえた過去は遥か彼方
一日に500秒の装飾を施して
冷たい雨を降らせてしまう
 
雨上がりの虹は 夏の花によく似ている
17の頃の淡く揺れていたわたしを
まだ手放せない事実にいつ気付いたろう
 
名前を呼ばれても気づくことなく
前を見て背筋を伸ばして歩くのは用意ではないけれど
あの頃の自分のように
乳房を隠すほどに伸びた髪をもて余している
 
自身を脚色しながら 明日に繋ぐ
願い続けることをやめずにいることが
ある間違いだとしても わたしにはもう 他に信じるものはない
 
帰り道が酷く孤独でも 17のわたしに
それは今でも 繋がっている


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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