:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
自身を試すことが何だか癖で 自身を騙しては前向きな夢を見た 朝から夜まで 500色の色鉛筆で色分けした 60秒の一日が回って 目の前の光がいつもわたしを狂わせる 雨が冷たくて その中にゆっくり身を沈めた 何が美しいか 何が醜いか 答えはいつも同時に現れ同時に消える 難しいことなんて とても簡単なこと わたしはいつも 巡らせた思いを忘れてしまう 自身を為らしながら世界中にはびこる 憂鬱という鳥を捕らえた過去は遥か彼方 一日に500秒の装飾を施して 冷たい雨を降らせてしまう 雨上がりの虹は 夏の花によく似ている 17の頃の淡く揺れていたわたしを まだ手放せない事実にいつ気付いたろう 名前を呼ばれても気づくことなく 前を見て背筋を伸ばして歩くのは用意ではないけれど あの頃の自分のように 乳房を隠すほどに伸びた髪をもて余している 自身を脚色しながら 明日に繋ぐ 願い続けることをやめずにいることが ある間違いだとしても わたしにはもう 他に信じるものはない 帰り道が酷く孤独でも 17のわたしに それは今でも 繋がっている
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