ちいはんの衣装室。
心の奥に眠るホントの気持ち

2006年12月28日(木) 君の心の奥を覗いた

昨日・・・
昨日、死ぬかと思いました。

昨夜、真吾と電話してて
元気ないあたしに
「どしたぁ?」と聞いてくる彼。
「別に・・・」
なんて言えばいいかわかんなかったんだ。

「大丈夫?」
「大丈・・・夫だと思う」

けど、それっきり黙ったあたし。

ちょっとずつ言葉が浮かんできて
話し始めた。

最近自分がどうであるか。
それにより結果的に自分の立場がどうなったか。

「で、大丈夫なの?」

「・・・だいじょばん」

どう。もう大丈夫じゃなかった

「うん。大丈夫やないよね」

仕事・・。どうしよう。
もうあたしはかなりやめる気だった。
けど、金銭的な問題があり
やっぱり一緒に住んだらあたしだけの問題じゃなくなるし

それも含め、悩んでた。

「あとちょっとさ、友達に話し聞いてもらうとかして
ちょっとずつ気が楽になるようにすれば?
Wちゃんとかに相談してみればいいじゃん」

「そんなんもうとっくにしてるわ!」

喧嘩になった

「Wちゃんだって忙しいし大変やのに
そんなんあたしだけが愚痴ったら
Wちゃんのストレスも増えていくやん!
そんなん申し訳ない!」

それに・・・言ってどうなることじゃないじゃん。

「何?お前は誰かにどうかしてもらおうとか考えてんの?
自分の問題だろ?ふざけんな!」

違う。そうじゃない。
自分が悪いからこうなったんだってわかってる。
ちゃんとわかってんの。

「ちょっとさぁ・・・不安になることがあるんだ」
彼が言った。

「ちぃがずっとこのままで
ずっとこんな事いってたら・・・
俺、ちぃのこと嫌いになるかもしんない」

爆弾。
恐れていたことが
今、彼の言葉になって飛び出した。

「そう仮説を立ててるってことは
すでに真吾は・・・あたしを嫌になってきてるんだよ」

「は?そうじゃないだろ?」

だってそうじゃないの?
じゃないとそんな言葉浮かばない・・・

「どうする?やめるなら今のうちだよ?」
「何が?」

「一緒に住むの・・・止める?」

「何言ってんの?何でそんな言葉がでんの?」
「だって・・・一緒に住んだら、
金銭的なことも、もう一人の問題じゃなくなっちゃうんだよ?
真吾がもうついていけないって今思うなら
止めるなら今のうちだよ?」

それは、彼に迷惑かけたくないからという意味だった

しばらく沈黙が続いた

「じゃあやめる」

終わった・・・
もうだめだ。
やっぱりもうあきれられた
嫌われちゃったんだ・・・
我慢してた涙が
嗚咽とともに噴出した。

呼吸ができなくなった。
あ・・・これ、見たことある。
昔友達が目の前で苦しんだ
そう・・・過呼吸のようになってた
あたしこのまま死ぬんかなぁ・・・

彼が口を開いた

「嫌でしょ?俺だって嫌だもん。そんなこと言われたら
ちぃが一人でいるよりも
俺がいるほうが少しでも支えになれるかなって思ったから
だから一緒に住む?って聞いたんだよ。
俺だってわかってんの。
わかってて考えていった言葉なの
それなのにお前はいつまでたってもそういう事言う」

嫌だ・・・一緒にいたい。
迷惑かけちゃうってわかってるけど
一緒にいたい
もう一人でいるのは寂しい
怖い

「・・・一緒にいてください・・・」



「大丈夫。ちゃんと毎朝起こしてあげるから
そばにいるから
ちゃんと支えるから
だから、一緒にがんばってこ?」

泣いた。ただ泣いた。
彼の優しさがあったかすぎて

自分の方が何も考えてなかったのかもしれない・・・
自分勝手な考えで
彼を振り回していた。
おろかな自分
それなのに
ひとりじゃだめなのをちゃんとわかってて
朝弱いのもちゃんとわかってて
どうしようもないネガティブなのをわかってて
それでも受け入れようとしてくれたんだ・・・

もうこの人しかいない。
はっきり思った。
もう「止める?」なんて二度といわない
開いたドアを
作られだしたその道を
すすんでいこう
そう思った。

そんな昨日の出来事。

そして今日
新たな道を進もうと
あたしは動きだした。

迷惑できるだけかけないように
彼を安心させられるように

もう、過去の道は捨てた。


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