鼻くそ駄文日記
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2001年08月14日(火) 血まみれ国道210号(自作詩)

原チャリをキックする
ぶっこわれてなけりゃいいな
割れたキャッツアイ
破れたジーンズ
血まみれ国道210号

額の汗が目に痛い
クソ暑いぜ、熱帯夜
君は飽きたんだろう
こんな遊び
血まみれ国道210号

もう一度やりなおせるなら
フットブレーキもっと踏んで
大切にあのコーナーを曲がるのに

コンビニひとつ見えないよ
道の駅はずっと先
通り過ぎる車
シカトぶっこきやがる
血まみれ国道210号

ポケットにつっこんだ
携帯電話がやけに重いよ
ついさっきのことだから
君はまだ怒ってるだろうな
血まみれ国道210号

もう一度やりなおせるなら
フットブレーキ強く踏んで
大切にあのコーナーを曲がるのに

君の言い分よくわかるよ
ぼくの言い分とそう違わない
意地さえ張らなきゃ
君を許せば
ケンカなんかしないですんだろう

原チャリをキックする
君の家の近くのコーナー
エンジンはかからない
携帯電話はポケットの中

もう一度やりなおせるなら
あんなことでキレたりしないで
いつも通りあのコーナーを曲がるのに


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