鼻くそ駄文日記
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2001年10月09日(火) 秋雨(自作詩)

霧のような秋雨に
濡れまくったおれは
どこへ行こうか
誰もがこわがっている
行き止まりに
行くのもいい

情熱は消えちゃいないけど
やる気がどうも起こらない
ぎんなんの実が
道に溶け
金木犀が香ってる

いつもの笑顔でいる奴
テレビのマネしかできないよ
おれはひとり黙り込み
退屈な人だと言われよう

曇った空に頭痛が痛い
生暖かい風が眠気を誘う
毎日ノルマを果たせずに
眠れない夜が増えている

夏が消えたんだから
新しい自分を産まなければ
秋雨に濡れ漠然と
勇者になること夢見てる

明日の朝も秋の雨
憂鬱な空気が包むだろう
街は雨が洗ってくれるけど
おれは汚れていくままさ


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