鼻くそ駄文日記
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2001年10月19日(金) ささくれた(自作詩)

尖ったガラスの
破片の上を
素足のまま
君と歩きたい
同じ痛みを
感じることが
きっと恋することだから

キスするたびに
胸を痛めよう
優しさは
かっこわるいよ
罪と知りつつ
抱きしめたいね
雨に打たれて
大泣きをして
やっと君を抱く男らしさ

泣いて泣いて
泣いておこう
これから先
ささいなことで
君を失わないように

部屋の灯りを
消してしまったのは
信じていたから
なんだよね
ティッシュにくるんで
ゴミ箱に捨てた
コンドーム
ほんのわずかの良心さ

見張ってるよ
君が甘美な恋に
酔わないように
そんなものは
きっと嘘だからね
裸のつきあいこそ
ホンモノだろう
どんなに君が戸惑っても

泣いて泣いて
泣いておこう
これから先
ささいなことで
君が傷つかないように


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