鼻くそ駄文日記
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2001年12月18日(火) 手遅れ

君の街から
北風が吹いてくる
電話の君の声も
きっと北から
ぼくに大事な話など
ないだろう
テレビのニュースが
もうすぐ始まる時間だ

クレイジーな夢に
惑わされながら
しめっぽい話を
君と続ける
わがままと知らずに
わがままを言う
君の性格は
あんまり好きになれないよ

飢えた猫のように
はいよってみなよ
脳みそのほうは知らないが
いかしたルックスさ

ぼくのほうは
もう手遅れ
君からはもう
手を引けなくなった

窓の水滴が
粒になって落ちる
答えが見つかったことは
たしかに明らかなのだ
だけどそれ以上に
巨大な問題
この答えが
果たして正しいのだろうか

きれいな顔のお嬢さん
ぼくは見とれてるけど
あの子の入る隙間は
ぼくにはもうない
望みのないまま
惰性で女を抱く
新しい女が
一番興奮するのに

さかりのついた猫が
悩ましく鳴く
単純作業のリフレイン
君は飽きないのか

ぼくのほうは
もう手遅れ
ぼくのほうは
もう手遅れ


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