ラムネの瓶を軽く揺らす夏の君は普段の不幸を感じさせない今日の待ち合わせ時間はいつもよりずいぶんと早い夏の晴れやかさに身を任せ罪と密と夢を抱きしめようわらび餅のきな粉が口についたから君はぼくに唇あわせる大学四年来年のぼくに夏休みはやってこない遠い海の上小麦色愛と希望と絶望を抱きしめよう