鼻くそ駄文日記
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2003年08月02日(土) ひとり

バットとグローブ
肩に担いで
歩き回った
夏休みの
学校周辺

誰にも会えず
帰りたくもなく
入道雲の動きを見つめ
ひとり五時を待った

母親には
遊んできたふりをして
子供は夏休みがあって
いいねと
言われた
ヒグラシの声が
夕焼けを呼ぶ
夏休みの一日が
消化されていく

学校なんかに
行くよりも
休みのほうが
ずっとうれしい

人の言葉で
傷ついて
三日間も重い気持ちで
悩んだこともある

だけど
誰かと話したい
たとえ
傷ついても
ひとりぼっちで
夕日を見つめるのは
もうごめんだ


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