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| 2002年09月24日(火) ■ |
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| 三人に謝らなきゃ(汗)…SSです。 |
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マグえさの買い出し。 それは、200玉にも迫ろうかというマグを飼って(!)いるHARUKI宅においては欠かすことの出来ない日課であり、それなりの大仕事でもある。 一日3食、プラスおやつ。 食事はメイト&フルイド取り混ぜて3つずつ、おやつはスターアトマイザーが3つ。マグひと玉につき日にそれだけ必要とするわけで、それが×約200…。 半端な量ではない。
さて、常ならばHARUKIの息子HALKILEEKが色々と理不尽なもの(いくらなんでもマグが多すぎる)を感じつつも引き受けているその買い物であるが、今日はHALが「どうしても外せない用事」のため出かけてしまったため、HALの弟のHALTOとHARUKIの舎弟的存在JUNとが行きつけの店を訪れていた。 すっかり顔なじみになった店主からあらかじめ梱包されてあるマグえさを受け取る。代金はいちいち払うのが面倒だという理由で口座から直接引き落とすようにしてもらっている。 馬鹿でかくずしりと重い大荷物を抱えて、二人は帰路を急ぐ。
「あ。トランスポーターの方へ行くの、LusionさんとDilckさんじゃないですか?」 JUNに言われてそちらを見ると、確かにLusionとDilckfurizeと思しき二人連れが今まさにラグオル地表へ降りてゆこうとしているところであった。 「うむ。アルティメット区画で修行でござるかな」 「アルティメットかぁ…すごいなぁ。憧れちゃいますよね」 「並大抵の努力でたどり着ける場所ではないうえに、出入りが許されたとしても過酷な区画でござるからな。あの兄上でさえ最初の頃はしょっちゅうメディカルセンターへ強制送還を食らっては屈辱にまみれながら武器を取りに走っていたでござるよ」 「Lusionさんって、テクレベル3日で1つ下がるって本当っすかね?」 「拙者もそう聞いたでござる」 「ディスク集めが大変だろうなぁ。一度使うとなくなっちゃうし」 「実に厄介でござるなぁ。拙者はアンドロイドゆえテクレベルなど縁のない話でござるが、同情するでござるよ」 大いなる勘違いに基づき話を進める悪気のない二人。 「俺もいつか、Lusionさんみたいに立派なHUmarになるんだ! ピックもしっかり持てるようになって、アルティの遺跡でHARUKIさんのために高Lvテクディスクをいっぱい取ってくるんだ!(オランじゃ無理)」 「うむ、その志、立派でござる。…ただ、先程の二人、今しがたメディカルセンターから出て来たんでござるが…目標はLusion殿で良いんでござるか…?」 「………。…Froysさんは名前漢字変換しちゃうしなぁ」 せずとも良いものを。 「Yasutakaさんは大阪弁だしなぁ」 大阪弁の何が悪いのか。 「DeltaさんはいやなペースでUlt到達した人だしなぁ…」 すごいのだが何か嫌だ。認めたくない嫌さがある。 「やっぱり、Lusionさんみたいに皆に親しまれるHUmarを目指すことにします!」 「うむ、精進するでござるよ…何か方向間違ってるような気もするでござるが…」 …身も蓋もない二人組であった。
「やあ、吹雪君じゃないか! 奇遇だねぇ! 奇遇!」 ラグオル地表で回収して来た武器を売り払っていたFUBUKIの背中に不意にかけられた明るい声。 FUBUKIは振り向きざまに愛用の赤のハンドガンを引き抜いてその相手を撃ち殺したい衝動に駆られたが、一撃で仕留め損ねた場合とんでもない事態を招きそうだと判断し何とか自分を制御する。 気が進まないながらも振り返った先には(振り向かない限り振り向くまで声をかけ続けるだろうから)、にこにこと上機嫌のHALKA が立っていた。 「…貴様か…」 「うん? 買い物中かい、吹雪君。いい武器をお探しかな?」 「貴様には関係ない」 「ならばホラ、この銃を使いたまえ! ヤスミノコフ2000H、フォトン弾を使用しないアンティークモデルでEXがTP回復なもんだからRAmarに大人気の逸品だ」 「要らん。同じものならもう持っとる」 「まあまあ、人の好意は素直に受け取っておくものだよ! さあ、持って行きたまえ、遠慮なく!」 嫌悪感もあらわに自分を睨みつけている吹雪の表情には全く目もくれず、HALKA は取り出したヤスミ2000を有無を言わさず押し付けてきた。 「どうだい、性能を見てくれたまえ。なかなか役に立ちそうだろう?」 「…何でグラインダー修正が+99もついとるんだ、これ…」 「攻撃力は高い方がいいじゃないか」 「…属性が…5か所全部に60ついとるんだが…」 「甘いねぇ、吹雪君。それは60どまりじゃなくて重…」 「えぇい!! こんなあからさまにチー○っぽい武器が使えるかぁ!! こんな武器ラグオルに持ち込んだら一瞬でハンターズライセンス剥奪されてしまうわっ!!」 「あれ。気に入らなかった?」 「当たり前だろうが!! こんないかがわしいものを作りだすんじゃない!! 貴様のような奴がいるからハンターズギルドが荒れるんだ!!」 「そんなに叫ぶと寿命が縮んじゃうよ?」 ものすごい剣幕で怒鳴り散らしてみたところで、HALKA には何の効き目もなく。わかってはいたことなのだが何故か空しい。 「大体…いつぞや貴様が使え使えとうるさいから使ってみたヴァリスタだって、引き金を引いたら銃口とは逆の方向から弾が出たんだぞ!」 つまりエネミーに向かって撃った瞬間自分のこめかみを撃ち抜きそうになった次第である。 「危うく死ぬところだったわ!!」 「そのままひと思いに死ねばよかったのに」 「……!!」 「ああ、でも吹雪君死んじゃうと遊び相手が減るからなぁ…」 「遊びあ…!!」 「ようし、今度はもっと面白い武器を作ってみるよ」 「要らん! 作るな! 何もするな!!」 「おやおや。僕はフォースであると同時に武器工でもあるんだよ」 「聞いたことのあるような台詞をパクるなあぁ!!」 …かくして、今日もまんまとHALKA の暇つぶしに付き合わされてしまうFUBUKIなのであった。
■登場■ 響嬢キャラ:FUBUKIにいさま ひとやさんキャラ:Yasutaka君(やっくん) aosさんキャラ:Lusionさん、Dilckさん、Deltaさん、Froysさん その他持ちキャラ。
…もてあそんでごめんなさい(謝)。しかも日記で(悪)。 …いいよね? OKですよね?(怯えつつ)
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