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2003年04月19日(土) ■ |
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文字色はIDの色。 |
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「こんにちはハルキリさん!」
「…ああ、JUNか…いつも元気だなお前は…」
「おかげさまで! 聞いて下さいよハルキリさん、俺もついにVHLv突入ッスよ! 42です、今42」
「ほう…大したものだ。頑張っているようだな」
「ちなみにモロハさんは43ですからもうじき抜きます」
「同じハンターなのにな…一気にVHまで到達してから成長が止まったなぁ、モロハ」
「やっぱアレですよ。モロハさんでやると、全然赤箱出ないから」
「はっきり言うなぁ…」
「モロハさんの赤箱の出なささは異常ですよ! オラン名物のブレイドダンス一つ拾うのに一体ヒートソード何周したとお思いですか」
「確かになかなか出なかったことは事実だが…」
「俺からしたら信じられないッスよ。俺なんか、森一周で5つぐらいブレダン拾ったことありますし」
「運の問題だからなぁ…」
「モロハさんに比べたら、俺って運いいんですよねぇ。なんででしょうねぇ」
「そうだな…お前は何かやけに運がいいよな」
「サンタラッピー2周です」
「それはもういい」
「初めて行ったハード神殿でさらりとブラッディアートを拾いましたが何か?」
「ブラッディアート…」
「エリア1の滝の間で帰ろうと潜ったハード遺跡のまさに滝の間できっちりヴァリスタを拾いましたが何か?」
「ヴァリスタ…」
「これまでのことを考え合わせてハードに入ってからは実に8割近い率で赤を拾って帰って来てます俺」
「そうか…」
「ハルキリさんは…?」
「!」
「ハルキリさん、もうすぐLvも120ですよね。きっとさぞかしたくさん赤箱を拾ってらっしゃるんでしょうね!」
「く…台詞は結構嫌味なのに瞳はものすごく純粋だ…!」
「何と言ってもUltですものね! 俺、まだハードだからろくなもん拾ってませんけど、VHとかUltとかになればそれはもういいものが…」
「ま…まあな…拾ってるぞ、きちんといいものを…」
「何故目を逸らすんですかハルキリさん」
「逸らしてなどいないぞ…(逸らしながら)」
「…クラッシュバレット?」
「(びくっ)」
「メテオスマッシュ…?」
「し、失敬な! 最近はファイナルインパクトだ!」
「…そればっかり…?」
「!」
「ハルキリさん、ヒューキャなんですからショットじゃなくソードとかパルチとか拾いましょうよ!」
「ひ、拾ってるぞ、パルチなら! 愛用武器のガエボルグを!」
「無属性をたくさんですか!?」
「…!!」
「属性つきを拾いましょうよ! ALL0のばっか何本あったってどうしようもないじゃないですか!」
「ほ、他にも色々拾ってるぞ…!?」
「Ultの初期クエ3つで3連続フォトンドロップですか…?」
「!」
「飴ばっかり拾ってどうするんですか、飴ばっかり!」
「あ、赤が出ないよりマシじゃないか!」
「飴集めて何するんですか! 合成用のレアがそもそも出ないってのに!」
「あ、飴ばっかりじゃないぞ!? Ultの『悪魔の食物』とかでレアリリーからゴッド/パワーを二つも取ったんだからな!」
「いっこ俺に下さい(えがお)」
「やらん…!」
「けち」
「…!!(衝撃)」
「で、その後に赤スライムですか?」
「何故それを…!」
「…ゴッド/ボディ…?」
「言うなっ!!」
「なんてモノ拾ってるんですかハルキリさん! 実用性はないわ運の無駄遣いだわまったくもって嘆かわしいですよ!!」
「俺のせいじゃないっ!!」
「もっといいモノはないんですか?! いいモノは!」
「そ…そうだな…最近拾った中で一番いいモノは…やはり、マフだろうな」
「まふですか」
「ひらがなで言うな?」
「マフ、いいじゃないですか〜。ハルキリさん、タリスも拾ったし、実はタリス系縁があるんですね」
「うむ、そのようだ。タリスはHARUKIにも喜んでもらえたしな」
「ゆくゆくはガル・グリフォンのハネとかガディアンナとかを…」
「無理ですごめんなさい」
「いきなり謝らないで下さいよ!(驚愕)」
「だってお前…! そもそもガディアンナなんかVIRIDIAで出るのかよ!」
「じゃあせめてヴィリディアカードを」
「Ult坑道のカナバインらしい…」
「カヌーンでなく? じゃあ可能性あるんじゃないですか? 血を吐く思いで周回すれば…」
「…シノワにボコボコにされる…」
「…打たれ弱いんですね、ハルキリさん…」
「入手する前にLv200になりそうだ…」
「強くなれていいじゃないですか」
「いや…いいと言うか何と言うか…とりあえず今はこのマフをHARUKIにプレゼント…、…あれ?」
「あ、そこにあった赤箱ならさっきHALKA
さんが持って行きましたけど?」
「!!」
「僕のためにわざわざすまないねぇって。さもそれがあらかじめ自分に贈られるべきものであったかのように」
「…!! あの赤いの…!! あれはHARUKIに渡す用の…っ!!」
「私がどうかした?」
「!!」
「あ、HARUKIさん。こんちはー」
「見た? 新しい情報」
「今月の末から行けるようになるトコですよね」
「管制塔だろう…」
「かっこいいヒューキャがいるよ!」
「…いや、アレ…ヒューキャじゃないし…」
「なんかごっつい装甲ついてて、武器が鎌だよ! 鎌! かっこいいよ! 黒っぽいし!」
「イル・ギルだっけ、ギル・イルだっけ…名前はともかく手強そうですよね」
「はーくん!」
「(びくっ)な、何だ…」
「あれ、一人連れて帰って来てよ」
「………(絶句)」
「どうせきっといっぱいいるよ。一人ぐらいいなくなったってバレないよ」
「いや…バレるバレないは置いといて、…連れて帰って来てどうするつもりだ…」
「飼う」
「飼…ッ?!」
「かっこいいから飼うー。家に一人欲しい。欲しい!」
「だ…駄目だ駄目だッ! あんな殺伐としたものを飼えるか!!」
「欲しいー。かっこいいから欲しいー」
「く…いつものことながら聞き分けのない…だ、大体なぁ、あんなモン連れて帰って来たって、なつかないぞ。狂暴なままだぞ」
「そんなことやってみなきゃわからないもん。なつくかもよ。旦那もなついたもん」
「なついたんだッ…?!(愕然) どんな風に…?! 想像出来ねぇ…!!」
「とにかく駄目なものは駄目だッ! うちはマグの世話だけで大変なんだから!」
「………」
「…HARUKI…?」
「…いきなり黙り込みましたね…」
「………」
「…いや…あの、HARUKI。俺がちょっと言い過ぎた。悪かった」
「はーくんと…」
「…?」
「入れ替えれば…」
「…!!(愕然)」
「(にっこり)」
「だッ…なッ…!!!!」
「言葉になりませんねハルキリさん!」
「だって、はーくんよりあの新ヒューキャの方がかっこいいし〜、強そうだし〜」
「JUN!!」
「な、何スかいきなり!?」
「説得してくれ!! HARUKIを思いとどまらせてくれ! 一度口に出した以上本気で実行に移そうとするに違いない! そういう人間なんだHARUKIは…ッ!」
「ハルキリさんの必要性を説けばいいのですね…!?」
「そういうことだ! 頼む!!」
「任せて下さい! HARUKIさん!!」
「JUN君も一緒に管制塔行って来る?」
「でなくて! いいですかHARUKIさん、ハルキリさんは…」
「………」
「………」
「………。駄目です! 俺には弁護出来ません!」
「早ッ!!(衝撃)」
「潜っても潜っても延々とショットを拾い続けるへっぽこヒューキャの必要性を訴えることなど俺には…」
「うわぁすげえ言われようだよ俺」
「だよね。もうショットはおなかいっぱい。いらないよね」
「HARUKI?! …そんな目で俺を見るなー!!」
「新ヒューキャさんのIDは何かなぁ」
「だからあれヒューキャじゃないってば…!!」
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