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2001年08月28日(火) ようやく「天空の城ラピュタ」を観た!

 いやぁ。One of “観たいと当時から思っていたけど今まで観てない映画s“ の一つであった、「天空の城ラピュタ」を、やっと観た。これは、アニメファンだけでなく、多くの人が観ている作品だと思うので、ストーリーなどは書きませんね。何を書くかというと、主に、気に入ったセリフ。とか、シーン。

 最初に、シータが船に囚われの身となっているカットでは、思わず、「ラナーーーッ!」と、のび太、いえ、ファラ・フォーセットじゃなくて、コナンの小原さんの声で、心の中で叫んでました。(『未来少年コナン』も好きなので。つい・・・。)で、シータは、導かれるように、谷で働くパズーのもとに飛行石の力で舞い降りるのだけど、そのあとも何度もクロスオーバーし、「パズー!」って、叫んでるのに「コナーン!」って、思い出した。いつからかなぁ。慣れたよ。ちゃんと、田中真弓の声で「シータッ!」と叫び、横沢啓子さんの声で「パズー」と、ささやいたりしてました。

 悪いやつ、ムスカの声が俳優として主に活躍の寺田農さんで、びっくりしちゃった。あってたけど。軍を上手く操って実は自分もラピュタ帝国の末裔だったムスカ。それとは別に海賊(空なのに)ドーラ一家もお宝目当てにシータをねらってる。

 パズーの働く親方のもとに、二人で逃げ込んだ時、喧嘩が始まるかと思ったら、
親方「男ならゲンコツで通りな!」
 ドーラの息子は、上腕筋をムキムキさせて、シャツを破る。にやりと笑った親方、更に、ムキムキさせてシャツを破りまくる。君らは毎回Tシャツを破る、デビルマンか?!
おかみさんのセリフ「誰がそのシャツを縫うんだい?」いい間だねぇ。鷲尾真知子ぉ。

 そのすきに逃げるシータとパズー。謝るシータに
パズー「君が空から降りてきた時、ドキドキしたんだ。きっと素敵なことが始まったんだったって」
 地下の鉱山跡を通って逃げようとする二人にポムじいが出会う。(日本昔話の常田富士男)
ポムじい「子鬼じゃ、子鬼がおる。」いい味だよぉ。二人と気づかなかったんだね。二人と気づいてから、会話は進むのだが、二人の状況に
ポムじい「そりゃあ、豪儀だなぁ」
 いつも地下にいるの?って質問には、「石たちがさわぎおる。そういう時に下におるのが好きじゃ」、と答え、手持ちのランプを全て消す。じわーっと、地面が光りだす。光ごけのように。そして、天井壁も周囲も。まるで、満天の星のように。そして、手元の石をこつんと割りながら、
ポムじい「飛行石は空気に触れるとただの石にもどる。」
 恐る恐る、自分が先代から受け継いだペンダントにした飛行石を見せるシータ。これは、わしには強すぎるから、しまってくれという。飛行石を結晶化する方法を知っていたのはラピュタ人だけだと。そして
ポムじい「強い力のある石は、幸せにもするが、不幸にもする。」

 私が誰より気に入ったのは、ドーラ!!彼女は海賊だけど、三つ編みの痛快なばばぁ(愛情こめていってるのよ)だ。もう、アップのシーンの微妙な表情の変化は、さすがジブリ!よくぞここまで、っていうくらい、ドーラのいい表情を出してた。また、声を当ててたのが初井言榮という、テレビドラマや映画でもかなり強烈なばばぁ役の人。彼女達と行動をともにすることになるシータは叔母様、と呼び、パズーは叔母さんと呼ぶ、そうすると
ドーラ「船長とお呼び!!」って叫ぶのだ。ふふ。
 実は、手下のうち6人は息子で (ほんとの?)彼らからは「ママ」って呼ばれてるんだけどね。
シータが、ムスカに囚われた。帰ってきたパズーとの会話。
パズー「シータがそうしろって・・・」
ドーラ「それでのこのこ帰ってきたのかい?シータがそう言った?お前を助けるために脅かされてやったに違いないじゃないか?伊達に女を50年もやってんじゃないよ。泣かせるじゃないか。男を助けるためのつれない仕草。私の若い頃にそっくりだよ。」
平気で「当り前さね、海賊が財宝狙って、何故悪い?」って、いつも豪快で痛快なママ・ドーラ。息子の一人はつぶやく「ママのようになるの?あの子?」ならへん、ならへん・・・多分ね。
 シータを助けに戻る時も軍の要塞が、爆破されている。ラピュタから昔、降って来たロボットが、蘇り、シータを救おうとする。ぴこぴことしか物言わぬ彼の微妙な表情。最初は怖がっていたシータも身をまかせる。そこへ、ドーラ「女は度胸だ!お前達援護しな!」同乗していたパズーが、シータを抱きかかえる。

 ムスカの後を追い、ラピュタへ向かうドーラ一家と二人。
シータ「いいおまじないに力を与えるには、悪い言葉も必要だけど」それは言っちゃいけない、亡びの言葉とパズーに告げる。
 タイタニックがぱくったか?と思うシーンもありながら、ラピュタに着く。その時は乱気流のようなもので、二人だけで、屋上の庭園に着陸。飛ばされないようにくくった縄「うんときつく結んじゃったの」というシータを待ちきれずにそのまま抱きかかえ、庭園の見晴らしのいいところまで連れて行くパズー。そこには、園丁だった、ロボットの生き残りがまだ庭園やそこに住む小動物、鳥の世話をしていた。科学が進んでいた街が緑の楽園になっている、とつぶやくパズー。日渡早紀の漫画「ぼくの地球を守って」を思い出す。

 ムスカとの対峙シーン。
シータ「ラビュタが、何故滅んだのか、私よくわかる。ゴンドアの谷の歌にあるのよ。土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては、生きられないのよ」 パズーの手に渡した飛行石をシータも握り、亡びのまじないを言う。ラピュタは崩れ落ちた。しかし、大きく根をはった、緑のラピュタが、二人を抱きかかえるように守ってくれた。二人は、グライダーで、そこを去る。最後の園丁が、仕事を忠実に守るのを見つめながら・・・。(10月オープンのジブリ美術館の屋上庭園には、彼が守り神としているらしい)

 そして、空の途中でドーラ達に会う。技師長が、飛行船が壊れたことを嘆くと(マシュー・カスバートの槐柳ニなの)ムスカに銃弾で、髪を切られたシータを抱きしめ
ドーラ「よく生きてたねぇ。(技師長に)めそめそするんじゃない。髪の毛を切られる方がよっぽどかわいそうだ。」でもちゃっかり、財宝は、身に持てる範囲で奪ってるんだけどね。あぁ、好きだったわ。ドーラ船長。いや、痛快ばばぁ。


もっちゃん |M@IL( ^-^)_ヲタ""日常こんな劇場( ^-^)_旦""

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