いや、私は確かに手紙を届けなかったはずだしその証拠にポケットの中には確かに封筒の感触があるわけで。だとすれば彼が持つそれは偽物の他に相違なく、たとえそれが偽物であるならば、にせものであるということは、彼はその手紙を窃盗し開封し複写した。ということに他ならないんじゃないのだろうか。