2003年12月14日(日) |
ゼロワン国技館大会感想。 |
途中まで書いていたけれど、バタバタしててアップが遅れてしまいました。 とりあえずゼロワン国技館大会の感想を。
▼第1試合 ○Lowki&星川尚浩(15分48秒キークラッシャー) マイキー・ヘンダーソン×&MIKAMI(DDT)
国技館大会の第1試合はいつもいいカードが組まれるけれど、今回の試合も いつも通りおもしろかった! ロウキーを第1試合で使っちゃうのはちょっともったいないような気もしたけれど。 ここのところ、怪我のせいかイマイチ輝いていなかったロウキーだけど 怪我もかなりよくなったようで、昔のように技に切れが戻ってきていて一安心。
MIKAMIのラダー最上段からのスワントーンも見応えがあった! どうやらMIKAMIは今後もゼロワンに参戦するようなので楽しみ。
▼第2試合 藤原喜明&ドン・荒川&高岩竜一○ (9分26秒デスバレーボム→片エビ固め) 佐々木義人&日高郁人&ヴァンサック・アシッド×
荒川ワールド炸裂! おもしろかったけれど、せっかく獅子王杯に優勝してから初めて義人が関東の ビッグマッチに出たんだから、もう少し彼の輝けるようなカードを 組んでほしかったな。
▼第3試合〜ハンディキャップマッチ ザ・プレデター&ジェイソン○・ザ・レジェンド (9分36秒キングコングニー→片エビ固め) 藤井克久&テングカイザー×&葛西純
試合開始直後、葛西と藤井が変な動きしているなと思ったら、プレデターを テープでロープに縛り付けて動けなくしていた・・・んだけど何だかイマイチ。 コリノがパートナーだったらもっとおもしろくなったんだろうけど もともと挙動不審なレジェンドがパートナーだったため、プレデターが 動けないことをレジェンドが気が付かないっていうおもしろさが出ていなかった。 某掲示板で「テングの動きがよくなってきた」という評判を読んで ちょっとは期待してたのに、やっぱりテングは・・・。
▼第4試合〜『小笠原流 対 士道館』 小笠原和彦○ (4分42秒左上段回し蹴り→KO)小林昭男×
後楽園での対戦からほとんど時間がたっていない今、この試合を再度やることに 何の意味があるの?と思っていたけれど、文句なしにおもしろい試合だった!
いつも通り先生の山ごもりしての特訓シーンが放映され、それだけで 嬉しくなってしまう。 試合もお互い一歩も引かないでゴツゴツという音が聞こえてくるような殴り合い。 一瞬「空手の試合って技をよけちゃいけないんだっけ?」と思ってしまったくらい どちらも相手の技を受け止める。 あれじゃあ、次の日は2人とも動けなかったんじゃ・・・? たった5分弱の試合とは思えないほどの充実っぷりでした。
試合後は2人とも仲直りしたようだし、今後の押忍闘夢に期待します! ・・・ただ「押忍闘夢」という文字は、どうしたって「おすとうむ」って 読まれてしまうと思うので何とかした方がいいのではないかと。
▼第5試合〜NWA対01 佐藤耕平○&横井宏考 (11分59秒ジャーマンスープレックス) スティーブ・コリノ&ジェリー・リン×
ジェリー・リンって初めて見たけど結構かっこいいかも。 レフェリーがフレッドだし、いつものNWA劇場かと思いきや、意外にも 最後あっさりと耕平が3カウントを取ったので会場の雰囲気も ちょっと?って感じだった。 いつも同じパターンではダメだと思ったのかな? 私としては大いなるワンパターンでもNWA劇場が見たかったな。
▼第6試合〜ジュニア2冠戦 チャンピオン 坂田亘○(14分49秒フランケンシュタイナー)挑戦者 黒田哲広(WEW)×
プライド男祭りに参戦することを先日発表した際、「ゼロワンのためになれば」 「橋本さんに恩を感じている」などと発言し、私の中で好感度急上昇中の坂田。 でも哲ちゃんも好きだしどちらを応援すればいいのか迷う試合だった。
序盤から中盤にかけては坂田がWEW軍の乱入を受けながら耐える展開。 坂田もかなりハードコアにつきあっていたと思う。 ところが、坂田が反撃する段階になってアクシデント発生! 坂田が寝ている黒田の上にテーブルを載せて、その上にフットスタンプをしたところ どうも黒田のあごが切れてしまったらしく大流血。 ・・・そりゃあ、あんな危険なことしたら怪我するわ。
それでも意に介せずに試合を続けた黒田にプロの心意気を見た気が。 ただ、レフェリーが気を遣ったのか、坂田のフランケンシュタイナー (今変換したら「不乱犬種鯛名ー」と出た)で、明らかに黒田が2で返しているのに 3カウント入ってしまう。
会場中ブーイングの嵐。 せっかくすごくいい試合だったのに、2人ともかわいそう。
でも黒田がすぐに「俺はこんな状態で今すぐ病院にいかなきゃならないから また今度再戦しよう。どうですか、お客さ〜ん」とマイクアピールしたため、 会場の雰囲気もかなり落ち着いた。 さすが哲ちゃん、客のあしらいがうまい!
って思ってたのに、何と坂田が「今やってやるよ!」と言い出して再戦決定!
▼延長戦■ チャンピオン 坂田亘○(7秒ドラゴンスープレックス)挑戦者 黒田哲広(WEW)×
いや、たしかに今決着つけてくれるのは嬉しいけど、哲ちゃんの怪我は大丈夫? と思ったのも束の間、あっという間に飛び膝蹴り→ドラゴンスープレックスの コンボが炸裂してあっさり決着。
いやあ、この結末のつけかたは見事でした! ものすごくおもしろかった。
でもこれってその場のアドリブなのかな? もしそうだとするとそれにすぐに対応できた坂田って本当にプロレスがうまくなってるなあ。 哲ちゃんが対応できるのは何だかわかるけど、坂田がそんなに順応力があるとは 思ってなかったのでまた株が上がったわ。
男祭りもも栄子ちゃんの前でいいところ見せてあげてね。
▼休憩明け
オッキーが後半戦開始を告げようとして一瞬言葉がつまったので 「あ、また噛んでる」って思ったら、島田が登場してもめているところだった。
私は、ここ1年半くらいのゼロワンファンだから、ゼロワンと島田がもめた時の ことはリアルタイムでは体験していない。 でも、もちろんゼロワンが当時どんな目にあったのかを知識として知っているし その上、以前に神取vs堀田のWWWA戦で不透明裁定をした時のレフェリーが 島田だったこともあり、島田に対しては一方ならぬ思いがあるのだ。 というわけで大いにブーイングしましたとも。
そして、ブーイングの最中に中村部長が颯爽と登場! ・・・したのにファンが島田に向かって投げたペットボトルが何と中村さんに命中 するというアクシデント。 危険だから物は投げないで!
それでも気を取り直した中村さんが島田に対して堂々としたマイクアピール! すごく滑舌もよくて聞き取りやすかった。 さては相当練習してきたな。
その後高田のビデオメッセージが流れ、ゴールドバーグのハッスルワン参戦が 明らかに。 心配していたハッスルワンもなかなかいろいろな仕掛けをしてくれるので 段々と楽しみになってきた。
でも「ドゥ・ザ・ハッスル」って言うのはいかがなものか。
まさかとは思うけど会場で
「ではスタンドの皆さーん、私が『ドゥ・ザ』と言ったら『ハッスル!』と 答えて下さいね〜、いいですか〜」
高田「ドゥ・ザ!」
観客「ハッス〜ル!」
つうのをやらされるんじゃあるまいな。
・・・3、2、1、ゼロワン!は喜んでやる私ですが、「ドゥ・ザ・ハッスル」 は勘弁して下さい・・・。
▼第7試合〜『Survivor Game』 大谷晋二郎&田中将斗○ (17分00秒ローリングエルボー→片エビ固め) 大森隆男&トム・ハワード×
トムが後半戦に出たっていうのは、プレデターが第3試合だったことから 考えればまだましな方だと思うんだけど、この扱いはひどすぎる! この試合で一番説得力のある結末は、大森がとられて負けることでしょう? ゼロワンがせっかく獲得した大森をオーバーさせたいのはわかるけど あんなにしょっぱいんじゃ説得力ないよ。
DSEとの関係で難しいのはわかっていたけれど、試合後トムからの 「K−1で頑張ってきます」っていう挨拶がなかったのにもガッカリ・・・。
トム様、31日は怪我しないで、何とかハッスル1に出て下さいな。
▼第8試合『Head-ON Collision』 小川直也(UFO)△(15分30秒両者リングアウト)川田利明(全日本プロレス)△
今回1番楽しみだった試合。 川田の入場時の会場の盛り上がりにはびっくり。 今回の国技館がほぼ満員になったのは誰かさんのおかげではなくて 明らかに小川・川田戦のせいだってこと、橋本はわかってるかなあ。
大川田コールの後、いよいよ小川の入場で小川コールだ〜と思ったら 小川の入場テーマがまたNWAのテーマになっててかなり肩すかし。 いつものテーマソングは使えなくなっちゃったの? だとしてももっとノリのいい曲、ていうか、コールしやすい曲にしてくれないと つまんないよ。
さて、試合は今まで私が見た小川の試合の中でのベストバウト。 小川は攻め込まれてばかりだったけれど、小川の試合で「あ〜、もう!」って 思わなかったのは初めて。 こんなに小川と川田がかみあうと思わなかったな。 川田も、これまで「歯がないのがちょっと・・・」とか言っててごめんなさい、と 言いたくなるほどいい選手でした。
緊迫したいい試合が続いていたのに、最後はリングアウトになっちゃって 予想通りだったけれど、やはりガックリ。 会場もまたしても大ブーイング。
ところが、何と川田が「お客さんが待ってるからやるぞ」などと言い出して 急遽延長戦が決定! 坂田の試合といい今日はどうなっちゃってるの?
▼延長戦 小川直也(UFO)△(3分06秒両者KO)川田利明(全日本プロレス)△
小川は川田のマイクに対して言葉も返せないくらいふらふらの状態。 このままじゃ負けちゃう〜、なんだかんだ言って小川の負けるところは 見たくないよと思って手に汗を握ったけれど、やはり一発で決められる大技を 持ってる人は強い。 川田の蹴り連続攻撃に対して、小川の放つ数少ないSTOがすごい威力を発揮。
結局両者KOで終わったけれど、最後まで死力を尽くした両者に対し 会場から今度は拍手が送られて大団円。
今回の経験で小川がプロレスに何か開眼してくれるといいな。 またいつか2人が対戦するのを楽しみにしています。
▼第9試合〜『根絶やし〜Crush〜』 ZERO-ONE○(14分26秒ひざ十字固め→レフェリーストップ)長州軍×
・・・何というか感想を書く気がおきないくらいひどい試合。 だからWJと関わってもろくなことがないって言ったのに!
せっかくセミで盛り上がった気持ちがすっかり萎えてしまった。 興行においていかにメインが重要かを再認識した。 セミとメインを逆にしててくれればいい気持ちで帰宅出来たのにな〜。
橋本も、最後にマイクアピールで「長州と完全決着をつけます」って言ったとき 全く会場が沸かなかったところから、ファンの気持ちを読み取ってほしいな。
これまで橋本がWJに上がってやる必要なんかないって思ってきたけれど 橋本vs長州なんかをもう見せられたくないので、どうしても決着付けたいって いうなら、WJのリングでやってほしい。 いつも一番楽しみにしている橋本の試合があんな風なつまらないカードで 浪費されてしまうのは今回で最後にしてほしいから。
|