2003年12月25日(木) |
ゼロワン後楽園ホール大会感想。 |
橋本の怪我が再発という大アクシデントがあった昨日。 今夜の興行はどうなるんだろう?と心配しながら会場へ。
▼第1試合 ○佐々木義人(7分38秒 片逆エビ固め)浪口修×
今日の第1試合はどうしてもみたかったので、何とか仕事を抜け出した。 義人が下の選手とやる時にどんな風に相手を受け止めてやれるかに興味があったし、 浪口君の成長もみたかったし。 結果としては「見に来てよかった!」
浪口君(←どうしても君付けにしてしまう)は前よりビンタもキックも 格段にうまくなってた。 義人も浪口君を上手にリードしてたと思う。 試合後義人の差し出した手を振り払った浪口君。 かなり気が強そうで期待大。 ・・・もう少し体が大きければなあ。
▼第2試合 シングルマッチ ○藤原喜明(10分00秒 体固め)ドン荒川×
会場大爆笑のおもしろい試合。 荒川さん、50歳を超えてるはずなのに体柔らかいな〜。
▼第3試合 NWAライトタッグ王座決定トーナメント準決勝 ×怨霊・GOEMON (16分44秒 ダイビングセントーン→片エビ固め) ○ディック東郷・日高郁人
中村さんが「この3連戦で今後使える選手と使えない選手を見極める」みたいなことを 言ってたけど、そんな査定マッチだとすれば、GOEMONを今後見ることは ないんじゃないかなあ。 なんだかかなりイマイチだった。 怨霊も?だったけど、後半はまあ盛り返していたかな。 でもゼロワンってジュニアは層が厚いから苦しいかも。
一方、しばらく参戦のなかった東郷はぜひ今後ももっとゼロワンにあがってもらいたい。 あのセントーンは何回見てもびっくりしちゃう。 あんなに体重は重そうなのに一瞬ふわって飛ぶのがおもしろいんだ。
▼第4試合 NWAライトタッグ王座決定トーナメント準決勝 ○高岩竜一・星川尚浩 (11分01秒 ラリアット→片エビ固め) 石井智宏・宇和野貴史×
初めて見るヤングマグマたち。 石井は出川哲朗にそっくりだし、宇和野は元巨人の宮本の髪が黒かった頃みたい。
まさか昨日に続いて今日もWJ側を勝たせるんじゃあるまいな・・・とかなり心配 だったけど、順当な結果におさまったので一安心。 高岩が私の目の前で石井を床にパワーボムでうちつけたのがめちゃくちゃ 痛そうだった。
めちゃくちゃヤングマグマにブーイングを送った私だけれど、試合後の石井の必死な コメント(「WJとZERO−ONEは終わらせねぇ。(略) ZERO−ONEとの試合は楽しみだ、これから。1月も空けておくからよ!) を見たら何だかかわいそうになってしまった。
あんまり哀れなので今後はちょっとブーイング送りにくいなあ。
▼第5試合 ○田中将斗(8分34秒 ローリングエルボー→片エビ固め)藤井克久×
田中って本当にいいレスラー。 昨日今日と藤井のシングルマッチを見たわけだけど、昨日とはうってかわって おもしろかったって言うのは全て田中の力量だよね。
その田中をもってしてもしょっぱい試合になってしまった大森さんっていったい・・・。
▼第6試合 アジアタッグ王座決定戦 テングカイザー・葛西純× (12分37秒 ファイヤーサンダー→片エビ固め) 黒田哲広・ミスター雁之助○
葛西、黒田、雁之助が何をやってたのかは覚えてるけど、テングの記憶が全然ない。 本当に今日が査定マッチなら、テングはどう考えてもリストラ候補筆頭なのでは?
テングの中の人が、去年ずっと「ゼロワンにあがりたい」ってことある毎に 言ってたの知ってるから、テングとして登場した時には素直に「よかったね」って 思ったけど、ちょっとあまりにも成長がなさすぎるような。
雁之助が長州の真似したのがおもしろかった。
▼第7試合 ×マンモス佐々木(9分33秒 レフェリーストップ)大谷晋二郎○
何度か生ゴンで見て好感度の高かったマンモスのシングル。 入場時にアパッチ軍が連なって入ってきたので「また乱闘?」って思ったけど マンモスが自ら「1人でやるから」って言ってセコンドを帰す。 その意気やよし!
マンモスって体が大きい割には動きが速いし体も柔らかくていい選手だと思う。 近くに座ってたWMFファンの人は「マンモス、いつものお前はそんなんじゃ ないだろ!」とか言ってたので、普段から見てる人からすればこの日のマンモスは イマイチだったのかもしれない。 でも、初めて見た私にはすごくよく見えたよ。 WMFがあるからなかなか難しいのはわかるけど、ぜひともまたゼロワンに 参戦してほしいな。
▼第8試合 ○小川直也(10分00秒 KO)横井宏考×
横井が小川の傷めてる足ばっかり狙うので、また昨日の橋本・大谷戦みたいに なっちゃうんじゃないかと思ってヒヤヒヤする。 1月4日が控えてるんだから怪我させるのだけはやめてちょうだい!
試合後、小川がマイクをとったので何を言うのかなと思ったらいきなり
「昨日、橋本が試合中に肩を脱臼しました」。
え、わざわざそんなこと言うなんてまさか・・・と思っていると、続けて
「彼はやる気満々ですが、オレは出すわけにはいかない。 彼にはまだオレとやってもらいたいことがある。やらせるわけにはいかない。
代わりと言っては何ですが、オレがここに残っていいですか〜?!」
もう会場内大歓声! 小川、お前男だよ!
そこへフル装備の破壊王が登場したけれど小川は「またぐな!」と言って制した。 橋本は一瞬迷ったような表情を見せたけど、小川の言葉とそして 大小川コールを送る会場の様子を見て結局リングに上がらずに帰っていった。
橋本の目が潤んでいるのと、橋本がリングに上がるのを諦めたのを見て 心底ホッとした表情の中村さんを見ていたら、泣けてしまった。
橋本が退場する時に皆大きな拍手を送ったけれど、あれはもちろん 橋本が帰るのが嬉しいからなんかじゃない。 皆橋本のことが好きだから、橋本に無理してほしくないから あんなに小川コールをし、橋本の退場に拍手を送ったんだよ。 橋本さん、ファンのそんな気持ちを受け止めて、出来るだけ早く手術を受けて下さい。
▼第9試合 (橋本真也)→小川直也・佐藤耕平× (15分02秒 アックスボンバー→片エビ固め) ○大森隆男・越中詩郎
試合前の小川劇場(サムライによれば「今年最後の友情物語」)でお腹いっぱい。 なので試合自体はそんなに記憶なし。
しかし、耕平よ、小川と並んだ瞬間はものすごくいい顔してたのに、 開始直後の大森の蹴りでダウンしたまましばらく戦闘不能とはどういうこっちゃ。 もうちょっと打たれ強くなってくれよ・・・。
あと、大森さんはやっぱりダメだ。 よっぽど越中の方がいいよ〜。
▼試合後
大森・越中退場後、会場にプライドのテーマソングが! すわ、泣き虫か!と思ったら、またしても島田の登場。
小川と島田との対決はすごくおもしろかった。 小川のマイクアピールって聞き取りやすくて上手いわ。
挑発する島田に対して会場中が一体となってSTOコールになったのには大笑い。 それを聞いてマジで後ずさる島田も。 今回は島田はうまく逃げたけど、ハッスル1ではちゃんとSTOくらってくれよ!
さて、ハッスル1のカードが発表になった。 私的にはトムが出るってだけで嬉しい! トムもプレデターも年末に怪我しないでね〜。
▼まとめ
今日は昨日とはうってかわって本当に幸せな気持ちになった! 大谷が昨日「ぜったい、今度は幸せな気持ちで水道橋まで帰らせてやるからよ」って 言ってたけど、水道橋どころかお茶の水まで幸せに歩けました〜。 やっぱり興行は〆が大切なんだね。
それと今回つくづく思ったのは、プロレスにとっていかに観客が大切かということ。 24日は思ったより人がいるなと思ったけれど、もしかしたら招待券がかなり 多かったんじゃないかな。 変なヤジとか多いし、会場の雰囲気がかなり悪かったから。 今日はいつものゼロワン会場の雰囲気でヤジも少なかったから、 選手達もやりやすそうだったし、私も見てて楽しかった。 小川が橋本を帰した時の暖かい会場の雰囲気も、昨日だったら全く違ったものに なっちゃってたかもしれない。 なかなか難しいもんだ。
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