まあいろいろあったが、今回の選挙の争点は「TPP」及び「原発」だと思っている。消費税は誰が何と言おうと上げざるを得ないし、戦後から全く変わりのない憲法はとっとと改正した方がよい。
消費税について。昔は、金持ちが税金をたっぷり払うべきであって、貧乏人も金持ちも公平に払う間接税は少ない方がよいと思っていた。てめえも若かったということだ。実際に給与所得者となって源泉徴収されるうちに「これはおかしいのではないか」と思うようになった。
給与所得者は、年末調整はあるが、予想されるより多めにしかも確実に税金を取られる。それと比べて、自営業者は「経費」をうまく使う事で税金を調整することができる。経費で自動車が買えるのだ! なんだそれは!
しかもや●ざと呼ばれる任侠の方々は、数億円を動かしているにもかかわらず無税である。
間接税は、これらの問題をクリアする。任侠の人でも自営業者でも、てめえのようにがっぽり源泉で引かれる人間も公平に税金を負担する。
もちろん、生活の苦しいかつてのてめえのような貧乏人は払い戻しなどの配慮をすればよい。これであれば誰も文句はないだろうと思う。
憲法もとっとと変えた方がよい。環境権などへの言及は全くないし、実情に合わない自衛隊はとっとと誇り高い日本軍にした方がよい。これこそアメリカの顔色を見る必要はない。
そんなわけでTPP。医療に関しては、おそらく医療従事者の給料は上がるであろう。だが患者の権利はズタズタである。てめえの給料が上がろうが、クソな制度は認めるわけにはいかないだろう。今でもクソな事がたくさんあるのに、気持ち良く仕事ができる環境であってほしいと心の底から思う。
例えば差額ベッド。てめえは幸いなことに、差額ベッドのほとんどない病院、あるいは全くない病院で働いてきたが、これほどクソな制度はないと思う。明らかに入院加療が必要なのに、ベッド代が払えないので入院できないとかどんな話やねんと思う。入院しないと死ぬのよ。「命がかかっているのだからベッド代くらい払え」というのは本末転倒な話かと思う。命がかかっているのなら差額もらわないのが医療従事者ではないのだろうか。
あとは原発。こんなことになった現在、原発を容認する人の脳みその構造を疑う。今回はあり得ない事故だったという意見は分かるが、いったん事故が起こってしまうとコントロール不能になるシステムを今後採用する意味がわからない。どう考えても、潔く原発は諦めるしかないと思う。
そうこうしているうちに開票も進んだ。大嘘吐きの民主党が壊滅的になっており、自民党はぼろ勝ちしそうだ。共産党は漁夫の利を得そうだが、残念ながら総論的には私の望む方向の結果ではなさそうで残念である。
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