解放区

2025年06月28日(土) 旭川にて2

旭川に来て、行きたいところが二つあった。旭山動物園と神居古潭である。前者はアクセスがたくさんあるが、後者は車がないとほぼ困難で、そもそも車の免許を持っていない自分はその時点で詰んだ。

動物園へはバスが駅前からバンバン出ている。てめえもそのうちの一つに乗り込んだ。

駅から動物園まではのんびり40分くらい。正直整然とはしているが、代わり映えのない風景が続く。古代から紆余曲折を経てきた関西の都市とは異なり、いかにもシムシティ的なというか、「作りました」感があふれている。まあ開拓でできた街なのでしゃあないのだが。

めっちゃ混んでたら嫌だな、という予想はいい意味で裏切られ、いい感じに閑散としていた。まあ、もともとのパイが違うんですけどね。

しかし有名になっただけはあり、随所にいろんな工夫が光っていた。丁寧な説明文がたくさんあって、文章を読むのが好きな自分は結構ハマったのだが、内容が「生態系の維持は大事」「北海道開拓でいろんな『害獣』を絶滅してきたが、果たして正しかったのか?」的な説明が印象的だった。「それ言うたら人間が一番の害獣やんけ」と、てめえは関西弁でひとり呟いてしまった。いや、少なくともアイヌはほかの生き物とも共存していたかもしれない。

あと面白いと思ったのが、数か所に散らばっていた土産屋がすべて違う運営ということで「ここにしかありません」とすべての店に書いてあったこと。これはさすがにわざとでしょうね。こういう動物園や水族館はほかに知らない。

しかしこんなにのんびりと動物園を歩いたのも初めてじゃないだろうか。なかなかいい経験だった。

帰りも40分バスに揺られて帰った。気が付いたら爆睡していた。

いろいろ考えて、晩御飯は駅前のイオンで調達。昨日の経験から、一人で楽しめる食事処がなさそうだと思った。なんか北海道っぽい総菜を購入し、ビールで流し込みながらこんな駄文を書いている。しかしこのビール旨いぞ。サッポロビールの「伝説のホップ空知1984」で、北海道限定やろか? 


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