ダンナが帰宅。
「あ〜、疲れたぁ」
なんて言うのでここぞとばかりに、 「忙しかったの?」 と聞いてみる。
「うん、Tさんが休みでさ」
ダンナはTさんと二人で、 文具店の2階を担当している。
「じゃ、大変だったね」
私がさりげない風に問い掛けると、
「まぁ、彼女はミスだらけだから、 居たらそれはそれで疲れるんだけどね。 ……はい、おしまい」
と、愚痴を締めくくった。
私はもう終わりかと落胆する。
彼は妻に愚痴をこぼす夫は格好悪いと思っている。
半年も夫婦しているのに全然わかってない。
一人ヘッドホンで洋楽に興じているあなたよりも、
いい大人が総勢18人でやる玉遊び中継に、 釘づけになってるあなたよりも、
例え愚痴でも仕事の話をするあなたの方が、
頼もしくて、 精鋭で、 時折よそ行きで、
妻の心はすごくドキドキするのに。
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