ダンナに矢井田瞳のCDを買ってもらった。
「ダンナに買ってもらう」
これは私にとって特別なことだ。
ダンナと出会った頃、 彼には7〜8年付き合ってる人がいて、
そのことで彼と私の仲、 そして彼と彼女の仲がこじれにこじれた。
そんな暗闇に置き去りにされている状況の中で、 彼にこう言われたことがある。
「僕は愛する人にはプレゼントする。 君には何もあげたことが無いでしょう? だから、僕が愛する人は彼女の方なんだ」
ロボットのキーホルダーをもらったことがあると訴えても、 そんなのはプレゼントの内に入らないとはねられた。
今でもその時のセリフが私の中で膿んでいて、 何かを買ってもらうたびに少しずつ癒され、
ぼちぼち回復に向かっている。
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