身近にいる人たちが、あまりに優しいもんだから、私はすっかり打たれ弱くなっていて、少しでもその世界からはみ出すと、体に無数の小さな穴があく。誰にも、何にもされていない。なのに穴があいてしまった。少しでも、それらを埋める手助けになればと、そう思ってこの場所に頼ってみる。情けないことに、やはりここは、自分の殻を柔らかくするために、必要な場所なのかもしれない。本当は、打たれて打たれて、強くなるべきなのに。