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≫2002年10月17日(木)≫考える

自傷の事をもやもや考えていたら徹夜も手伝って吐き気がした。
頭が痛い。
自傷は嫌いだ。
煙草も嫌いだ。
矛盾だらけ。
自傷を止めたいと思う一番の理由は其の傷痕。
幸いと言うべきか今は自傷自体大した事ないので傷痕もそう目立ちはしない。
しかし少しとはいえ以前より深くなっているのだ。
このまま深くなり続けたら。
其れは困る。
自傷写真を公開しているサイトは嫌いだ。
だが性格が災いして見てしまう。
其の度酷い吐き気に襲われる。
でも画面から目はそらさない。
そして己によく言い聞かせる。
コレは御前のしている事だと。
何ら変わりはないのだと。
そうして自傷を止めようという気にさせる。
血が流れる事に快楽を感じてはいけない。
血を流す事に悦楽を求めてはいけない。
其の狂気じみた、否、狂った思いを肯定してはいけない。
醜いと思う。
そうなりたくはないと思う。
だからこそ止めようと思う。
あんな腕にはなりたくない。
汚い。
切った時は良いかもしれない。
流れる血は錯覚を起こしてくれる。
良いモノに見える。
しかし習慣化してしまったソレの痕は何とも醜いと思う。
けして美しい物ではない。
誇れる物でもない。
固まった血も美しくは見えなかろう。
倒錯した思いを抱え続けるのは良い事でもないと思う。
コンプレックスであるとともに唯一誉めて貰える腕。
それなりに綺麗に保ちたいとも思う訳で。
既に綺麗とは言い難い状態ではあるが。
せめて是以上悪化はさせたくないと思う。
止めたい。
そんな事を考えながら雑誌を読む内苦しくなった。
泣きたくなった。
吐き気。
締めつけられる様な頭痛。
見つけた文字はサイコドクター。
ドラマのタイトル。
医師は俺に何かしてくれただろうか。
事務的な対応。
合っているのか解らない薬。
じわりじわりと事務的になる通院。
嫌気がさして通わなくなった。
否、通い始めた頃程苦しくなくなったのが一番の理由だが。
結局精神を病むのは弱いからか。
自傷に頼るのは気味が悪いのか。
生きる価値も無いのか。
其れは何が基準だ。
貴様とて大して変わりもない癖に。
生きる価値だとか何だとか。
所詮人間という生物でしかないモノが吐く台詞ではないと思う。
貴様は其れを他人に言える程素晴らしいモノなのかと問いたい。
貴様は其の人物に其れを吐く権利を何処で得たと問いたい。
烏滸がましい。
だから人間は嫌いだ。
泣きたい。
泣けない。
何故。
解らない。
泣きたい。
延々と思う事を吐露したい。
出来ない。
何故。
解らない。
延々続く謎。
全てをぶち壊してしまいたい。
叶わないから死を望む。
そうすれば全てを壊したのと同等の効果が得られる。
逃げでも何でも良い。
消えてしまいたい。
もうどうでも良い。
いっそ事故でも何でも起こってしまえば良い。
自害する程の勇気はないから。
死ねとか言うなら貴様が殺しに来い。
度胸も無い奴が人様の領地で戯れ言を吐くな。
誰が貴様如きの言葉を聞くか。
言いたいなら実際に目の前に現れて言えよ。

嗚呼もう何が何だか。
言いたい事が纏まらない。
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