眼を空けて観るユメ≫芥
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≫2004年05月22日(土)≫
『ああ。じゃあ。帰るわ』
言おうとして言えなかった。
飲み込んで。
『ああ、うん』
と答えた。
でも其の侭帰った。

きっとあたしは邪魔なんだと思う。
問題視しているあの人じゃなくても。
皆同じ反応するもの。
あたしが居ちゃいけないんでしょう?

此処の所調子が良かったから。
莫迦な自分。
もう行かない。
何度めか判らない決意。
行きたくないんじゃなくて。
行かない方が良いの。
それは自分の為じゃなくて。
皆の為な訳で。

あの時のあの言葉は。
あたしを帰らせる為だと思う。
だったらそんな回りくどく言わずに。
『邪魔だから帰れ』
と言われた方が気が楽。

冗談なのか。
本気なのか。
判らないんだから。
本気だと思ってる。
冗談であって欲しくても。
本気にしか思えない。
冗談に思える理由が無いのに。
本気に思える理由があるんだもの。

何かわかんないけどヤだ。
何かやだ。
何か凹む。

もうやだなぁ。
結局自分には誰も居ないんだ。

仲間に入りたいとか思うから悪い。
割り切って仕舞え。
他人だと割り切れ。
そうすれば多少はマシだろうから。
完全に縁切る訳ではなく。
限りなく其れに近くする。
それで良いじゃないか。
もう行くな。
凹むのは自分だ。
厭な思いするのは皆だ。

愚かしい。
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