眼を空けて観るユメ≫芥
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≫2005年02月10日(木)≫
ふ、と。
怖くなった。
僕は本当に此処に居ますか。
今こうやってパソコンに向かっている。
実体は有る。
けれど。
『僕』をいう存在は在るの?
バイトと睡眠だけを繰り返して。
友人と思っている人達との交流もなくなり。
じわじわと。
消えていっているのではないだろうか。
もう、僕の居場所は無いのだろう。
いつまでも。
思い込んでいてはいけない。
僕は既に『顔も名も覚えていない其の他大勢』の一人。
もう、彼処へは行けない。
行きたい気持ちもある。
まだ、信じていたい。
でも、無理。
動けない。
外に出るのが怖い。
出たい気持ち。
出なくてはならない事情。
判ってる。
だけど。
怖い。
誰にも覚えられず。
誰にも忘れ去られ。
唯、一人。
人が楽しそうにしているのを尻目に。
一人で何かをする。
嗚呼。
哀れな。
だったらもう行かない。
元々、人付き合いは得意じゃない。
そうして学校すらもまともに通えなくなった。
それと同じ。
夢なんか見ちゃいけない。
誰も。
誰も。
僕を見ていやしない。
正直僕には利用価値はあると思う。
でもそれを無くしたら。
用無し。
役立たず。
足手纏い。
自分でも呆れる。
夢を見たのが間違いだった。
僕なんか。
所詮そんなもんだ。
もう止めよう。
夢を見ちゃいけない。
良いじゃないか。
一人でも。
もうサイトも閉じよう。
あのイベントも辞退しよう。
それが良いよ。
どうせまともに続けられないのなら。
終わらせて仕舞えば良い。
僕なんて。
初めから居なかったようなもんなんだから。
利用したいならすれば良い。
僕はそれを拒みはしない。
だけどもう。
僕は其処へは行けない。
僕は君達に会えない。
さよならです。
その勇気が僕にあるのかは判らないけれど。
僕は弱いから。
結局怖くなって行ってしまうかもしれない。
だけど。
もう其処に僕は要らないと思うので。
行かないつもりです。
僕は僕の存在理由が欲しかった。
ずっとずっと欲しかった。
誰かに好かれたかった。
誰かに愛されたかった。
生きている理由が欲しかった。
『僕』を必要としてほしかった。
もう、どうしようもない。
肉体が朽ちなくても良い。
『僕』さえ死ねば良い。
違う人格って人為的には作れませんか。
もう生きていたくない。
だれか代わりに生きてよ。
もういやだよ。
どれだけ前向きになっても。
どれだけ思い直しても。
結局同じ苦しみがぶり返す。
同じ苦しみを何度も味わう。
もう嫌だ。
助かりなんかしない。
助けなんか要らない。
助けを求めたって。
傷付けて、苦しくなるだけだ。
自分が強くなるしかないと何度も思った。
強くなったと何度も言い聞かした。
強くなったと何度も錯覚した。
でも、何も変わってないじゃないか。
弱いまま。
同じ苦しみを噛み締める。
これから先も変わらない。
だったらもう要らない。
そんなの要らない。
自分次第だって言われればそうかもしれない。
でもその肝心の自分が挫けてちゃどうにもならない。
生きてる理由も頑張る理由も何も無い。
死ねなかったから死ねないから。
それだけだもの。
たかがそれだけで真っ当に生きられる訳ない。
もうやだ。
もうやだよ。

愚痴なんか聞いてくれなくていい。
好きになんかなってくれなくていい。
ただ、最高に嫌ってほしい。
これ以上ない位に罵倒して。
僕をぶちのめしてほしい。
立ち直れない位に傷付けて。
僕が崩れる様を見て嘲笑ってほしい。
そうしたらきっともう莫迦な夢なんて見ない。
そうしたらきっと。
きっと。
死ねると思う。
未練もなく。

でも、そう願う時点で夢見てる。
本当は既に嫌われてると思う。
皆、僕が居ない時に色々言ってると思う。
嗤ってると思う。
でも僕が居ると普通にする。
僕が居なくなると豹変する。
きっとそんなもん。
きっとそんな感じ。
判ってるのに。
判ってるのにね。

もう何が被害妄想で。
何が現実事実なのか。
全く判らない。
僕の目に映るのが事実?嘘?
僕の頭の中が嘘?現実?
もうどっちでもいい。
どうせ嫌われてる。

腕を切りたい。
切りたい。
血が止まらなくなる程。
切る場所が無くなる程。
そのまま失血死とかしたら良いのに。
一日中布団に潜って。
何もせず過ごしたい。
誰とも会わない。喋らない。連絡を取らない。
起きてるのか起きてないのかも判らないまま。
ぐったりしときたい。

バイト、行きたくない。
でも、今週だけだよ。
頑張ろうよ。
でもちゃんと笑える自信無い。
泣き出すかもしれない。
また吐き気で動けなくなるかもしれない。
でも行かなくちゃいけない。
あんまり休んでたらクビになるかもしれない。
それは困る。
頑張れ。
頑張れ。
生きてる意味は無くても。
生きてる間は働いてないといけない。
バイト辞めるのは死ぬ時だよ。
だから頑張れ。


『頑張れ』
自分で自分に言い続けてきた。
僕が一番嫌いな言葉。
でも僕はそれを拒絶出来る程頑張ってない。
だから僕はそれを僕に向ける。
頑張れ。
文字通り死ぬ程。死ぬまで。
頑張れ。

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