Sun Set Days
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2001年08月15日(水) アンテナの名前

 今日は久しぶりにお酒を三杯飲んだ。
 学生時代の友人たちと久しぶりに会ってきたのだ。
 最初、その内の一人の女の子とカラオケに行き、その後合流。
 すすきので飲んだのだけれど、7時前に店に入り、11時過ぎまでずっと話していた。
 そんなに時間が経っていることに驚き、積もる話があったのだなと実感する。
 一人とは、2年間会っていなかったし。
 結婚して姓が変わった友人のことを、どう呼んでいいものか少しだけ考える。
 そして、久しぶりでも、すぐに先週も会っていたかのように話しはじめることができるというのは、やっぱり嬉しかったりする。
 楽しかった。

 すすきのには、お盆のせいなのかいつものことなのかたくさんの人たちがいて、大声なんかも飛び交っていた。
 結構涼しい風が吹いていて、札幌駅まで歩いてく。
 札幌駅周辺には工事中が目立っていた(大丸が進出してくるのだ)。駅構内は意外と閑散としていて、23時台の列車も結構空いていた。東急の終電間際と比べると全然違う。札幌が都会と言っても、そういうところはやっぱり違うのだろう。
 最寄の駅で降りて、家までの道路を歩いて帰る。小学生だった頃から何度も歩いた坂道からは、遠くに大きな電塔が見える。それには巨大なパラボナアンテナのようなものが五つついていて、小さかった頃はそれぞれのアンテナに名前を付けていた。おそらく、時間がたくさんあったのだ。通学時間は、わけのわからない想像の宝庫だった。いまでも他愛のないことについつい惹かれてしまう性質だけれど、それはやっぱり小さかった頃に培われてしまったものと思われる。
 不思議とそのアンテナを見るといまでもそれぞれの名前をちゃんと覚えていて、やや酔っ払い気味の頭の中で、順番に名前を反芻してみる。あれから何年も経ってしまった。いまでもなんとか楽しくやっている。もしかしたら無理矢理そう思おうとしているのかもしれないけれど、そんなのは結局気の持ちようだから、無理矢理でもそう思えればいいのだ。そうしたら、その言葉や思い込みにつられるようにして楽しくなってくるものだし。
 言葉って、そういうものだし。

 今日の購入CD:「Jagged Little Thrill」Jagged Edge。タワーレコードPIVOT店で購入。


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