Sun Set Days
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2002年01月31日(木) SEMINAR

 月曜日から、3泊4日で流通業のコンサルタントの開催するセミナーに参加してきた。
 様々な企業(もちろん、流通やフードサービス業とか)から501名が参加し、かなり密度の濃い時間を過ごすことが出来た。
 僕の勤めている会社からも業務命令(というよりも社員教育の一貫)として何人も参加したのだけれど、久しぶりに再会した同期と熱く語ってみたり。
 また、ホテルは4人1部屋だったのだけれど、他社の人と同じ部屋になるように配置されており、そこで話をすることができたのも大きなプラスだった。
 なかなか他社の人の混みいった話を聞くことはないので、そういう意味でももちろん得がたい時間だったと思う。

 そしてこの3日間は、連日6時起床午前2時就寝の睡眠4時間。
 セミナー自体は9時から19時まで何項目も開催されるのだけれど(チェーンの原則とか組織論とか、効率数値の見方とか)、セミナー中に考査が合計3つあることもあって、夕食をとりお風呂に入った後は(具体的に言うと21時から深夜2時までは)、考査の勉強ということになる。考査は朝一番に行われるので、起きてから身支度を整えた後も朝食の時間まで1時間ほど勉強するし。同期のメンバーともども栄養ドリンクに頼った数日間だった。ありがとう、アリナミンVという感じ(しかも今回は、ちょっと高い300円弱するやつにしてみたり)。
 そして、睡眠時間が少なくても何とかなる体でよかったと久しぶりに実感してみたりして。

 今春で入社丸5年になるこの時期にこういう話を聞くことが出来たのは本当に大きなことだったと思う。やけに分厚いテキストも、帰ってきてそれきりにしないで、自分なりに消化していきたいし。
 それから、そのコンサルは流通業の中ではかなり有名な人で、話にはとんでもない説得力があり、なにより面白かった。日本のチェーンの歴史を引っ張ってきた人で、昨年の文藝春秋(何月号かは忘れた)の記事「日本のカリスマ」10人にも名前が挙がっていたし。

 様々な考え方を学んで、たくさんの本を読んで、いろいろな人と話すことで、視野が広がればいいなと思った4日間だった。
 そして、本来の職務の方は、一時停止していた4日分、なかなかに面白いことになっているようなのだけれど。
 さてさて!


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 ということで、ここ数日Daysを更新することが出来ないでいたのは、パソコンを使用できない環境にいたからだったりする。
 一部では、Sun Setさんがついにあのスペースオペラ『こちらどすこい共和国村役場』の準備に入ったと噂されていたのだけれど、もちろんそういうわけではなくて。
 と言うか、スペースオペラなの? 『こちらどすこい共和国村役場』。

 スペースオペラと言えば、田中芳樹の『銀河英雄伝説』を中学生のときに読んで以来、何かあるたびに「各個撃破」という言葉をよく使っているような気がする今日この頃。
 そして、個人的にはやっぱり定番だけれどヤン・ウェンリーが一番好きなキャラクター。
 それから、確か昨年に新装版が出た同じ作者の『アップフェルラント物語』もすごい好きだった。少年少女の冒険物語。ああいうのって、読んでいてすごくわくわくする。そういうのも(個人的には)すごく大切。

 そういえば、上記のセミナー期間中、午前2時頃にハミガキして翌日のYシャツやネクタイなんかの準備をしてから、布団を頭までかぶって、ウォークマンでジャネットを1曲か2曲聴いていた。
 部屋に他に3人いるので、音が漏れたりしないようボリュームを小さくして。
 聴きながら、なんだか子供が隠れてラジオを聴いているみたいだと思っていた。
 そして、小学校高学年の頃のごく一時期、小型のラジオをやっぱり布団をかぶって聴いていたときがあったのを思い出した(僕はいままでの人生であまりラジオを聴いてこなかったのだけれど、自分でラジオをはじめて聴いたのがちょうどそのくらいの時期だった。友人に面白いラジオがあるよって言われて、それで聴いてみたのだ)。
 そのときも、やっぱり布団を頭までかぶって、ボリュームを絞って聴いていたのだけれど、そのまま眠ってしまっていた。
 で、朝起きたらちょうどスピーカーのところを枕のようにして眠っていたらしく、右頬が小さな丸い跡でいっぱいになっていた。
 それはもちろん冷静に考えてみたら、スピーカーの無数の穴が押し付けられてついてしまっただけなのだけれど、当時の僕は本気で、(もしかしたらこれは最近テレビでやっているエイズってやつになってしまったんじゃないか……)って心配していた。
 小学生くらいの頃って、本当に他愛のないことでいちいち思い悩んだりうかれていたりするような気がするのだけれど、いま思うとまったくやれやれだ。

 それにしても、当時はたくさんあったはずのそういう心配事は、一体どんな風にして少なくなっていったのだろう?
 年とともに神経が図太くなってきているということなのだろうか?
 それとも、たくさんの心配が杞憂に終わって心配無用だったという経験を繰り返してきたからなのだろうか?
 少しは学習している?

 いずれにしても、当時エイズなんじゃないか……って憔悴するくらいに心配していたのはちょっとやばいね……と思うのだけれど。


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 人間、疲れているとしょうもないことを考える。
 いつも考えているでしょうって言われたりしたらちょっとだけせつなくなるのだけれど、今日駅で同僚と別れ、違う路線に乗り換えた後1人でぼんやりと考えていたのは、言葉って濁音や半濁音をつけたらイメージが激変するよなあということ。
 たとえば「野菜」を例に当てはめてみると、


 トマト→ドマド

 キュウリ→ギュウリ

 キャベツ→キャペツ

 ナスビ→ナスピ


 特に、半濁音がつくとなんだかユーモラス。キャペツって、味薄そうだけど。
 でも、ドアの前に立って、何だか考え事をしているように見える人が実はそういうことを考えているのなんて、まったくもってやれやれだと思う。
 もし車内にテレパシー使いのエスパーがいたりして考えを読まれていたら、穴があったら入りたくなるくらい恥ずかしいのだろうな、これは。


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 お知らせ

 セミナー会場のホテルには露天風呂があって、夕食の後に同期たちと入ったのだけれど、今度はプライベートでのんびり温泉に行きたいとしみじみ思った。
 温泉っていいですよね。


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